手術日+902日目 2026/8/17(月)(異型傍骨性骨軟骨増殖)

午前の病院での仕事

昨晩は, 当院が整形外科の輪番.
大学病院から夜勤に来ていただいた後輩医師が, 7時半には戻るため, 引継ぎのために早く出勤.

外に出ると, 薄曇り.
いつもより早いせいか, まだお盆休みの方もいるのか, 道路は空いていました.

7時半前に病院に到着.
電子カルテを確認すると, 救急車は1台だけ.
自宅で転倒して, 第12胸椎椎体骨折を受傷された超高齢者が入院されていました.
骨粗鬆症の検査のオーダーを入力.

8時前に病棟に上がって, 8時から朝の病棟回診.

8時半から朝礼.
その後, 幹部ミーティング.
ついに, 新型コロナの患者さんが1人発生したことが報告されました.
お盆期間中, 人流が盛んとなり, これから感染増加が危惧されます.
感染が拡がらないように, 手指消毒からの感染予防の徹底を今一度確認するように申し合わせました.

9時前に外来に降りて, 27人の患者さんを診療.
新規の患者さんは2人だけだったので, スムーズに進みました.
12時過ぎに終了.

病棟に上がって, 午後に手術を行う患者さんに手術について説明.

引き続き, 大腿切断術を行った患者さんの処置.
皮膚には問題ありませんでした.

13時前に自分の部屋に戻って, 昼食休憩.

午後の病院での仕事と異型傍骨性骨軟骨増殖の手術

13時半前に手術部に移動.

13時半から1月に下腿骨遠位部骨折に対する手術を行った高校生の患者さんの骨内異物除去術がありました.

後輩医師が執刀し, 助手として参加.
予定通り, 1時間足らずで終了.

尺骨遠位に生じた異型傍骨性骨軟骨増殖の事例のX線写真(a, b), CT(c, d), MRI(e, f. g).
X線写真とCTでは, 骨表面に接して丸い骨が形成されているのが認められます.

引用元:Gitto S. Bizarre parosteal osteochondromatous proliferation: an educational review. Inshights Imaging. 2023. 14.

引き続き, 橈骨に異型傍骨性骨軟骨増殖を生じた中高年患者さんに対する腫瘍切除術.
初めて見るという後輩医師に執刀してもらい, 指導に当たりました.
再発しやすいので, 隆起した骨とその表面の軟骨を切り取るだけでなく, 周囲の骨膜や通常骨の表面に認められない周囲の線維性組織なども残さず切り取ってから, 骨の表面が平らになるように削った後, 電気メスで焼きました.
予定通りに, 1時間くらいで終了.

異型傍骨性骨軟骨増殖(bizzarre parosteal osteochondral proliferation; BPOP)は, 骨表面に隆起性に骨増殖を認める病変です.
アメリカのミネソタ州ロチェスターに本部がある世界でも最高峰の医療機関メイヨークリニックの外科病理・診断放射線学講座のNora先生らは, この病変35例をまとめて, 1983年に初めて報告しました(Nora FE. Bizarre parosteal osteochon-dromatous proliferations of the hands and feet. Am J Surg Pathol. 1983. 7).
そのため, Noraの病変(Nora’s lesion)とも呼ばれます.

かつては, 骨の表面に反応性に生じる病変と考えられていましたが, 特定の染色体異常が検出されたことから, 現在は良性の軟骨性腫瘍のひとつに分類されています.
30から40歳代の成人に多く見られますが, あらゆる年齢層で発生し得ます.
発生部位としては手が最も多く(55 %), 次いで足(15 %), 腕や脚の骨(長管骨)(25 %)の順です.
自然に縮小することはないため, 通常, 手術によって切り取る治療が行われます.
20〜50 %と高率に再発することが多く, 再発した場合には, 再手術が選択されます.

16時半過ぎに病棟に上がって, ご家族に手術後の説明.
明日退院出来る見込みと伝えました.

17時前から夕方の病棟回診.
入院患者さんは70人, 自分が主治医となっているのは32人でした.

18時過ぎに退勤.
湿度が高くて, 蒸し暑い夕方でした.

こどもの手料理

帰宅後, 妻と一緒にストレッチと筋トレ.

入浴後, 夕食.
最近, 月曜日の夕食は, こどもが調理担当となっています.
今晩は, 海鮮の八宝菜.
中華料理が続きました.

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