朝の電話
6時過ぎに携帯に着信.
病棟からの電話でした.
今日, 大腿骨頚部骨折に対する人工骨頭挿入術を予定していた超高齢患者さんが, 言葉が出なくなり, 左手足が麻痺して, 動かなくなっているとのことでした.
脳梗塞を発症したと判断し, 頭部MRIを撮像するように, 電話で指示しました.
7時半に病棟に到着.
連絡があった患者さんを診に行くと, 意識はハッキリしているものの, 言葉を発せず, 左手足は脱力していました.

Aの強調拡散画像(diffusion weighted image; DWI)では, 右大脳半球が広範囲で白く変化しています.
DのMR血管画像(MR angiography; MRA)では, 右の中大脳動脈が閉塞しているため, 描出されていません.
頭部MRIを見たところ, 右脳の大部分に信号変化があり, 中大脳動脈の閉塞が認められ, 脳梗塞による失語症と左片麻痺と診断.
今日予定していた手術は中止して, 脳外科に紹介することにしました.
午前の病院での仕事
8時から朝の病棟回診.
8時半からカンファランス.
今日は, 口腔外科医師による2026年の診療報酬改定について, 変更点の講義でした.
次いで, 来週の手術カンファランス.
9時前に外来に降りて, 36人の患者さんを診療.
今日は, 午後に手術があるので, 予約の患者さんだけでしたのでスムーズでした.
12時半に外来診療を終了.
午後の病院での仕事と足部切断
13時半に手術部に.
超高齢の関節リウマチ患者さんの足部壊疽に対する足部切断術を執刀しました.

第1足趾列が残っていると, 歩行時に足底にかかる圧は低く, 潰瘍を生じにくいことが予想されました.
第4足趾は, 3月に切断していました.

予定では, 写真の右足のように, 第1足趾は残す予定でした.
その後, 第3, 5足趾も壊疽したため, 足の甲の部分で第3, 5足趾の骨(中足骨)を切断して, 足の外側を半分切断する予定でした.
今日見たところ, 第2足趾も黒くなり始めていたため, 第2足趾も切断を要する状態でした.
第1足趾と第2足趾の間を切ってみると, 第1足趾の付け根も血行障害を生じて, 内部が溶け始めており, 血も出ないため, 第1足趾も切断することにしました.
手術中, 心停止を生じうる危険な不整脈(心室性期外収縮の連続; ショートラン)が出たため, 不整脈治療薬キシロカインを注射して治療しながらの手術となりました.
また, 心停止した場合に備えて, 除細動器も準備されて, モニターしながら麻酔が行われました.

結果的には, 中足骨で足趾と足の前方部分を切断することになりました.
皮膚を縫っている最中, 皮膚が白っぽく, 血液循環が悪いことがうかがわれました.
皮膚の血行を阻害しないように, 皮膚に緊張がかからないように, 縫合しました.
15時過ぎに終了.
病棟に上がって, 家の方に, 予定よりも大きく切断せざるを得なかったことと, 再手術が必要となる可能性を説明しました.
また, 心停止を生じる不整脈が出ていたため, 入院中に突然死する危険性についても説明しました.
16時から, 病棟看護師, リハビリスタッフ, 社会福祉士, 管理栄養士と一緒に病棟開始.
入院患者さんは72人, 自分が主治医となっているのは35人でした.
17時前に病院を出ました.
退職慰労会
帰宅後, こどもが退職したのと先週の学会出張中に留守番してもらっていた慰労を兼ねて, 焼肉レストランに.
「29日(肉の日)だから混んでいるんじゃ?」
と心配されましたが, 電話してみると, 空いているとのこと.
家から歩いて行ける近所のいつもの焼肉店に17時半過ぎに到着.
乾杯後, 退職の挨拶の様子などを聞きました.

明るい時間帯に飲み始められるのは, イイです.
焼肉をいただきながら, 今後の予定について, 話を聞きました.
ビールとマッコリをいただいて, 19時半前に帰路に.


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