手術日+843日目 2026/6/20(土)(映画『国宝』)

午前の病院での仕事

病院からの電話で起きたのは, 11時過ぎ.
昨晩は, 日本酒を飲み過ぎました.

外を見ると, 雨.
本日, 南東北は梅雨入りしたようです.

昨晩, 腹痛に対してトラマールの内服を指示した前立腺癌多発骨転移の患者さんが, やはり腹痛を訴えてるとこのこと.

弱オピオイドのコデイントラマールでは疼痛コントロールが不十分なようなので, 強オピオイドであるモルヒネオキシコドンを処方することに.
強オピオイドである麻薬性鎮痛薬は, 医師しか処方ができないため, 病院に行かなければなりません.

バナナを1本食べてから, 出勤することに.

13時に病棟に到着.

「お腹が痛いですか?」
と聞くと,
「今は痛くない」
とのこと.

左下腹部が痛くなるようですが, 診察しても異常なし.
現在, 病院のCTの更新作業中で, 検査は月曜日に行うことにして, まずは薬で痛みを緩和することに.

強オピオイドとして, オキシコドン徐放薬を処方し, 急激に訪れる痛み(突出痛)に対しては, オキノーム散を頓服できるように処方しました.

昼飲み

帰宅したのは, 14時半.
昼食はまだだったので, 昼飲みを兼ねて, 大学時代から馴染みの中華料理店に.

昼前から夜まで, 毎日通し営業している, 貴重なお店です.

麻婆豆腐, 青椒肉絲のハーフサイズを頼んで, ビールで流しました.
さらに, ハイボールをいただいて, 気持ちよくなりました.

16時前に帰宅.

映画『国宝』鑑賞

帰宅後, 以前から見ようと思っていた日本映画『国宝』をAmazon Prime Videoでやっと見ることに.

映画館で見たこどもからは, よかったと聞いていたので, いつかは見ようと思っていましたが, やっと見る時間がとれました.

映像の美しさや, 主演俳優さん達の所作や舞などには感心しました.

(以下, 映画のネタバレありますので, 未視聴の方は読まないで下さい)


しかし, 医師としての観点からは, いくつも疑問点があって, 作品世界に入り込むことができず, 残念ながら絶賛とは遠かったです.

まず, 渡辺謙が演じる二代目半次郎が, 白虎襲名披露の舞台上で吐血?(時代的に肺結核による喀血ではないはず)してその後死亡したシーンでは,
「吐血の原因は, 出血性胃潰瘍なのか? だとすれば, その前から腹痛があったのに, なぜ, 吐血するまで放置してたのか?」
と考えてしまいました.
あるいは, 糖尿病に合併した肝硬変による食道静脈瘤の破裂が吐血の原因かとも考えましたが, 食道静脈瘤を生じるほど肝硬変が進行した患者(グレードC)は, 腹水や黄疸もあり, 入退院を繰り返す状態で, 舞台に立つことなど不可能だろうとも考えました.

また, 横浜流星が演じる半弥が, 糖尿病性壊疽で左下肢切断術を受けた後, 右足も壊疽しながら, 曽根崎心中を演じたシーンでは,
「左脚を切断した後, 糖尿病をちゃんとコントロールしていなかったのか?コントロールしていていれば, 右足の壊疽を免れたのでは?」
と考えてしまいました.
脚が壊疽しながら演じきったという感動はなく, 糖尿病を放置していたのかいという突っ込みが勝りました.

映画やドラマで医学的監修がしっかりしていない病気やケガのシーンが出ると, 一気に覚めてしまいます.

焼肉ディナー

今晩は, 焼肉に.
20時過ぎから赤ワインを飲みながら, 牛タン, モモ肉, バラ肉などをいただきました.

焼くのはいつものイワタニの『やきまるII』.

煙が少なく, 網も焦げ付かないすぐれた焼肉グリルです.


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