午前の病院での仕事
昨日の冷え込みが嘘のように, 今朝は 11 ℃と暖かい空気に包まれました.
8時前に病棟へ. 昨日, 後輩医師が執刀した人工膝関節全置換術の患者さんの経過をチェックし, 問題のないことを確認しました. そのまま 8時から朝の病棟回診へ.
8時半からは手術前カンファレンス. 来週は6件の手術が控えており, それぞれのポイントを確認しました.
9時前に外来へ移動し, 17人の患者さんを診療しました.
脂肪性腫瘍再発の患者
先輩医師のクリニックから, 背部の軟部腫瘍の患者さんが紹介で来院されました. 7 年前に大学病院で筋肉内脂肪腫と診断され手術予定でしたが, 悪性腫瘍手術の優先で延期となり, 当科へ紹介されたていました.
MRI では僧帽筋内に均一な脂肪成分を主体とした腫瘍を認め、一部に淡い造影効果。良性と悪性の中間である「異型脂肪腫様腫瘍」との鑑別が必要で、まずは摘出して病理検査を行う方針としました。
7年前の病理診断は 紡錘型細胞脂肪腫。
先輩医師の整形外科クリニックから背部の軟部腫瘍の患者さんが紹介されて受診されました. 7年前に大学病院に紹介されて, 筋肉内脂肪腫と診断され, 手術が予定されましたが, 悪性腫瘍の手術が優先されてしまい, 手術予定が延び延びになったため, 当科での手術を勧められて, 紹介されました.

T1強調画像(A)では, 皮下脂肪と同じように白く写ります.
T2強調画像(B)と脂肪抑制下造影像(C)では, 腫瘍の大部分は黒く, 薄い隔壁が白く写ります.
MRI では, 僧帽筋の中に均一な脂肪成分を主体とした腫瘍を認め, 一部に淡い造影効果. 良性と悪性の中間である『異型脂肪腫様腫瘍』との鑑別が必要で, 摘出して病理検査を行う方針としました.
7年前の手術後の病理診断の結果は, 紡錘型細胞脂肪腫でした.
紡錘型細胞脂肪腫と異型脂肪腫様腫瘍
紡錘型細胞脂肪腫(spindle cell lipoma)は,
・成熟脂肪細胞を主体とする良性腫瘍
・中高年男性に多く, 全脂肪性腫瘍の 1.5 %程度とまれ
・80 %は頚部後方・背部・肩部の皮下に発生(残りの20 %は顔面, 頭部, 口内, 四肢や体幹に発生)
・筋肉内発生はまれ
・不完全な摘出でも, 再発はまれ
今回の患者さんは女性で, 腫瘍は僧帽筋内. 前回完全摘出したにもかかわらず再発しており, 典型像とは異なる印象でした.

T1強調画像(A), T2強調画像(B)では, 脂肪成分の他に細胞が密に増殖しているのを反映して, 腫瘍の内部に黒い部分が広がっています.
造影MRI像(C)では, 細胞が密に増殖している部分が造影剤で白く写っており, 血管の増加を反映しています.
再発腫瘍のMRIを確認すると, 腫瘍の性状は前回より脂肪成分が減少し, 造影効果が増強. 『異型脂肪腫様腫瘍』の再発をより疑う所見に変化していました.
最終的には, 前回標本の遺伝子学的再検討も含め, 大学病院で精査・治療を受けていただく方針とし, 紹介しました.
午後の病院での仕事と大腿骨人工骨頭挿入術
昼食を急いで済ませ, 病棟へ.
午後の手術(大腿骨頚部骨折に対する人工骨頭挿入術)を控えた後期高齢患者さんとご家族へ, 手術内容を説明しました.
「最善を尽くしてください」との言葉を受け, その旨を説明書にも記し, 私も「最善を尽くします」とお伝えしました.
13時半過ぎに手術開始.
予定通り 1 時間で終了し, 出血量は 70 mL.
病棟でご家族に術後経過を説明し, 翌日からのリハビリ開始を告げました.
16時からは金曜恒例の多職種病棟回診.
入院患者 70人, そのうち主治医として担当しているのは 34人.
17時前, 製薬会社担当者とのオンライン面談を終え, 病院をあとにしました.
ネコドア完成

帰宅途中, ホームセンターで材料を調達.
すき間テープと両面テープを貼り付け, 途中だったネコドアがようやく完成.
さっそく我が家のネコがドアをくぐり, 玄関ホールへ.
スチロール板+スチロールのり+壁紙+すきまテープ+両面テープなどで材料費5,500円+スチロールカッター1,500円くらいで, 総額で7,000円でできました.
テレビドラマ
夕食後, Netflixで『ストレンジャーシングス』シーズン5の第2話を視聴.
ついに悪役復活が明らかに.
これからの展開がますます楽しみです.





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