午前の病院での仕事
今朝は曇空でしたが, 暖かく, クルマの外気温モニターでは10 ℃でした.
通常通りに出勤しました.
8時前に病棟に上がって, 昨日変形性膝関節症に対する脛骨近位骨切り術が行われた患者さんと, 骨切り術後の内固定材料を取り除く手術(抜釘ばってい)が行われた患者さんの状態を確認しました. お二人とも問題なく経過されていました.
8時から後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました.
8時半に外来に降りて, 午前中は37人の患者さんの診療を行いました. 今日は午後に手術を予定しているため, 予約のある患者さんに限定しました. また, 救急隊から患者さんの収容依頼がありましたが, 診療できるのは手術が終わる16時過ぎになるため, お断りしました.
12時半に外来診療を終えて, 午後に日帰り手術を行う患者さんに, 麻酔と手術の説明をしました. 12時半過ぎに自分の部屋に戻ってランチを摂りました.
午後の病院での仕事
13時半から手術があるため, 手術部に移動しました.

大腿骨転子部骨折に対して, 髄内釘という金属製の棒を大腿骨に刺し込む手術でした. 後輩医師の執刀で手術が始まり, 予定通りに40分弱で手術が終わりました.

Aは外観で, 腫れていいます.
X線写真正面像(B)と側面像(C)で, 骨がふくらんでいて, その内部に黒く透けるように写る病変があり, さらにその中には白い斑点状に写る石灰化を認めます.
CT前額断(D)と矢状断(E)では, 病変を囲む骨が白く硬く変化した輪郭を認めます.
MRI T2強調像 前額断(F)では, 水分が豊富な軟骨基質の病変を反映して, 白く均一に写ります.
引き続き, 日帰りの手術を執刀しました. 薬指(環指かんしといいます)の基節骨に生じた内軟骨腫という良性の軟骨性腫瘍の手術でした.

A, Bは骨に鋭匙を入れて, その状態をレントゲン透視装置で観察した画像になります.
Cは削り取った腫瘍組織で, 軟骨のため, 白っぽい外観をしています.
Dは, 骨折を予防するために, 骨の中に縦に金属製のネジを入れた写真です.
骨にドリルで孔を開けて, そこから骨内の腫瘍を削り取る手術でした. 予定通りに30分ほどで手術を終えました.
外来に異動して, 手術を終えた患者さんに手術の結果について説明して, 削り取った腫瘍を見せました. さらに午後に診療予約があった患者さん2人の診療を行いました.
16時半に後輩医師と一緒に夕方の病棟回診を行いました. 入院患者さんは83人, 自分が主治医となっているのは47人でした.
17時半前に病院を出ました. 外に出ると空気が暖かく, クルマの外気温モニターでは19 ℃もありました. 病院の敷地内の桜もほぼ満開となっていました.
講演会のスライド作成
5月に講演会で発表する準備として, スライドを作り始めました. 現在は, 製薬会社の後援のある講演会で発表する場合, 事前にスライドを製薬会社に提出して, 問題が無いかどうかのチェックを受ける必要があります.るため, 締め切りが, 5月の連休なので, 焦っています. 講演内容は, 地域における骨粗鬆症診療についてです.
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