スキーヤーが減った
6時過ぎに目が覚めたので, 起きました.
昨晩は, 寝落ちしてしまって, 洗濯ができなかったので, 朝に洗濯をしました. 洗面所にあるスチームパイプの物干しのおかげで, 洗濯物は一晩で乾きました.

7時前に部屋で昨日スーパーマーケット『ミグロ Migros』さんで購入した野菜サラダにチーズを載せていただきました.
7時半過ぎに朝食を摂りに食堂に降りました. 昨日見かけた日本人男性の2人組はいませんでした. 今日, ホテルを発ってしまったのかもしれないと考えました. この後も見かけることはありませんでしたし, ホテルのレセプション前には, 帰り支度を済ませてチェックアウトするお客さんがたくさんいました. おそらく, ツェルマットで年越しをした後, 1月2日には家に帰って仕事に戻る人が多いのだろうと推察しました.
再びスンネッガへ
外を見ると, 薄曇りでした. これまで滑った中で, 一番雪質が良かったイタリアのプランメゾン Plan Maisonに滑りに行きたかったのですが, マッターホルンパラダイスの公式ホームページを見ると, 今日は悪天候の予想で, スイスとイタリアとの国境は閉鎖されていたので, イタリアには行けないことが判りました.
仕方がないので, 初日に行ったスンネッガ Sunneggaに行くことにしました.
スキーウエアに着替えて, ツェルマット駅前のバス停まで行くと, 明らかに人が少なくなっていました. バス待ちのお客さんも1/4くらいに減っていて, ぎゅうぎゅう詰めにはならずに済みました.
同じバスでスキー学校『Zermatters』の真っ赤なスキーウエアを着た, ベテランのスキー教師のオジさんと隣に乗り合わせました. そのオジさんが着けていたマッターホルンが描かれたゴーグルカバーのデザインが, 昨日買ったゴーグルカバーよりもカッコよかったので, それも買いたくなりました. 「そのゴーグルカバーは, どこで売っているんですか」と聞きたくて, 喉まで出かかったのですが, 勇気が出ずに, 聞けませんでした. オジさんと同じゴーグルカバーも探し出して買おうと決めました.

乗客は少なく, 空いていました.
9時20分頃にスンネッガのケーブルカー乗り場の最寄りのバス停で降りて, ケーブルカー乗り場まで歩きました. マッターホルンの天気が悪いと, スンネッガ周辺にスキー客が集まることになるとの情報を得ていたので, 混雑するかもと予想していましたが, 明らかに乗客は少なくなっていました.

ケーブルカー乗り場までの通路も3日前とは打って変わってガラガラでした.

この辺りのスキーヤーも減っていました.
スンネッガに到着して, スキーを履きました. 今日は, 曇り時々雪の天気予報だったので, 雪が降り出したらすぐに街にもどれるように, スンネッガの回りで滑ることにしました.


アイスフル Eisfluhに降りる5番コースやエーヤ Ejaに降りる6番コースを主に滑りました. 曇空ではありましたが, 今日もマッターホルンは1日中クッキリ見ることができました. 斜面は相変わらずのアイスバーンでした.
スイスのスキー事情②
緩斜面を主に滑っていたので, 先生の後をスクールの子供も滑っていました. 驚いたのは, ジュニアの競技スキーヤーが練習するような片スキーでの練習を幼稚園か小学校低学年くらいの子供達が, このメチャクチャ硬い斜面でやらされていたことでした. しかも, ほとんど転ばないで滑っていました. スキー学校のレッスンプログラムが, 日本とは根本的に違うと思いました.

ここにスキーやブーツを置いていけば, 手ぶらでホテルとスキー場との間を往復できます.
ロッカーの上にはものが置けないように, 柵がありました.

スキーだけを置いておけるロッカーも主要なポイントにたくさんありました.
ケーブルカーや主要なゴンドラ, ロープウェイの乗り降り場には, 貸しロッカーやスキーロッカーが設置されていました. 明日も同じ地域を滑るのであれば, これらのロッカーにスキーやブーツを置いていって, 手ぶらで麓のホテルと往復することができます. 支払いは, 日本の駅のコインロッカーと同じように, カード決済でした.
スンネッガでランチ

11時半にランチを摂ることにしました. 今日は, スンネッガのケーブルカー降り場のすぐ右隣にあった『Buffet bar Sunnegga』にしました.

メニューは昨日ランチを摂ったリッフェルベルクのブッフェと同じようで, またビール Schneider Weisse Weisbier9.1スイスフラン(約1,670円)と焼きウィンナーとスイスポテト23.5スイスフラン(約4,320円)にしました. ここでは, ソースがけはありませんでした.
妻は, 昨日食べたパスタがのびていたとの理由で, 今日はチキンナゲットとフレンチフライ Nuggets mit Beilage20.5スイスフラン(約3,770円)と紅茶4.9スイスフラン(約900円)にしていました. お会計は, 58スイスフラン(約10,670円)でした.
今日は陽射しが弱くて, 風が冷たく, どんどん体が冷えるので, 長居はできませんでした.
このテラスには, スキーをしない観光客もたくさん来ていて, マッターホルンの写真を撮っていました.


同じ架線にゴンドラの搬器と6人乗りリフトの搬器が交互に吊り下げられていて, 乗り場がそれぞれ別れていました.
1時間ほど休憩して, 寒くなったので, 12時半過ぎからスキーを再開しました.

人気のようで, スキーがいっぱい立っていました.
フィンデルン Findelnに降りる途中には, 小さなレストランが点在していて, どこもスキーがいっぱい立っていたので, 人気があることがうかがえました. なかでも一番スキーが立っていたのが, 『シェブロニー Chez Vrony』さんでした. これらのレストランは, 予約をしないと入れないことが多いそうです.

今日の午後は, 朝見かけたゴーグルカバーを探したり, お土産を買ったりしようということになって, 13時半過ぎにケーブルカーに乗って, ツェルマットに戻りました. 帰りのケーブルカーはガラガラでした.
ゴルネルグラート鉄道の高架の向こうにマッターホルンがきれいに見えました.
ケーブルカー降り場からバス停まで歩く途中で, マッターフィスパ川とマッターホルンを撮影しました. マッターフィスパ川は, 氷河が溶けてできた川で, その水は普通の川と違って, 白っぽい緑色でした. 今日は, 雪の予報でしたが, 1日中薄曇りで, 雪は降りませんでした.
ツェルマットを散策

倉庫の支柱の台座には鼠除けの丸い大きな平べったい石が備わっていました
14時頃ホテルに戻って, 着替えた後, 散策に出かけました. バーンホフ通りを歩いて行って, 右手にツェルマットの伝統的な造りの倉庫を見つけたので, 写真を撮りました. 倉庫の土台の支柱には, 鼠除けの丸い大きな平べったい石が備わっているのが特徴でした.

こちらが元祖?

さらに進むと, 右手に『ホテルアルペンブリック Hotel Alpenblick』さんという名前のホテルを見つけました.

従弟兄妹が勤務していたので, 叔父と一緒に泊まって, スキーを楽しみました.
父の実家があった妙高市からほど近い『池の平温泉アルペンブリックスキー場』にも『ホテルアルペンブリック』というホテルがあるので, 同じ名前だと思って, 写真を撮りました. このホテルには, 自分の従弟兄妹が昨年まで勤務していました(現在は, 白馬村のホテルに転職). ツェルマットと妙高市(旧妙高高原村)は, 姉妹都市の提携をしているので, それで同じ名前なのかと考えました.
どんどん進んで, マッターホルングレイシャーパラダイス行きのゴンドラ乗り場が見えてきたところで引き返しました. この時間になると, 雲が薄くなって, 薄日が射すようになりました.
明日は、スキーの最終日なので, またイタリアに行ければ良いなと空を見上げながら, 明日の晴天を祈りました.
欲しいゴーグルカバーが見つからない
朝, バスの中で見かけたゴーグルカバーとお土産を探すために, バーンホフ通りを戻りながら, スポーツショップとお土産屋に手前から順番に入って, ゴーグルカバーを探しました.
スポーツショップは, 『マッターホルンスポーツツェルマット Matterhorn Sports Zermatt』さん, 『バイヤードスポーツ Bayard Sports』さん, 『ヨセミテツェルマット Yosemite Zermatt』さんに入りましたが, 欲しかったゴーグルカバーは売っていませんでした.
ゴーグルカバーが見つからなかったので, やはり勇気を出して, オジさんにどこで買ったのか聞けば良かったと後悔しました.
マッターホルン型チョコレート

左手には, マッターホルン型のチョコレートを持っていました.

マッターホルンの北壁と東壁の間にあるヘルンリ稜も再現されていました.

ツェルマットの有名なベーカリー『フックス Fuchs』 さんの支店『Bakery & Cafe』さんで, マッターホルンの形のチョコ Matterhörnliをお土産として買いました. 5個入りで, 14スイスフラン(約2,580円)でした. 自宅用と先月の誕生日に還暦祝いをいただいた病院の職員にお返しするために, 5箱買いました.
マムートのトレーナー

スキーウエアと登山道具が豊富で, 日本では見たことがないモデルもたくさん売っていました.

次に駅前のマムートストアに出かけて, 限定品のマッターホルン柄のトレーナーを試着して買いました. サイズは, S(Asian M)にしました. お値段は, 80スイスフラン(約14,720円)でした. 高かったので, 大事に着ます.
チョコレートのお土産

中に入ると甘いいいにおいがしました .
スイスのチョコレートメーカー『レダラッハ Läderrach』さんに行きました. 日本では, 2020年まで銀座の三越にお店が入っていたそうですが, 撤退してしまったので, もう買うことができないと知って, メインのお土産にすることにしていました. 店内には, たくさんのチョコレートがあって, どれにするか迷いました.

後輩医師には, 9個入りのチョコレート Tartufi assorted 9 pcs per boxにしました. 15.5スイスフラン(約2,850円)でした. 自宅用にも買いました.
その他の家族には, 35個入りのボックスTartufi assorted 35 pcs per boxにしました. 42.5スイスフラン(約7,820円)でした.

しかし, 高い.
自宅用にさらにスイスのいろいろな写真が包み紙となっている箱入りチョコ Chocolate Napolitains Box largeを買いました. 42.9スイスフラン(約7,890円)でした.
チョコレートだけで総重量は, 約3 kgにもなりました. お値段も張って, 総額で223.6スイスフラン(約41,140円)とスイスで購入したなかでは最高額の買い物になりました.
すぐ近くのスーパーマーケット『coop』さんに寄って, 野菜サラダ, ミニトマト, 水, みかん, ハムなどを購入して, ホテルに戻りました.
部屋の中にチョコレートを置いておくと, 溶けるかもと判断して, ベランダに出しておくことにしましたが, パッケージが紙だったので, 持っていった防水のメッセンジャーバッグに入れてから, ベランダの椅子の下に置きました.
中華ディナー
洋食が続くと飽きると考えて, 今日は中華料理レストラン『China Garden』さんを18時から予約していました.
レストランは, ホテルの出入り口のすぐ向かいだったので, 18時5分前にホテルを出ました.

お店は, これまで行ったどのレストランよりも薄暗くて, 老眼でメニューを見るのが辛かったです(そのため, 撮影した料理の写真もピントが甘いです). 見渡すと, 他は欧米人と少数の中国人のお客さんだけで. 3割くらいの入店でした. 日本人のお客さんは私たちだけでした.

毎日, 夕食時はワインをいただいていましたが, 中華料理にはどうしても合わないので, 今晩はビール Zermatt Bier(6スイスフラン(約1,100円)にしました. 妻はウーロン茶を頼みましたが, 急須入りで出てきて, ビールと同じく6スイスフランでした.

先に春巻き(13ユーロ(約2,390円))を頼みました. 2本だったので, 妻と1本ずついただきました. 具材が普通の中華とは違って, 竹の子やピーマンやもやしなどではなかったのですが, 何だったのかはよく判りません. 付け合わせが, レタスやトマトでした. いつもいただいている春巻きとは, 大分味が異なりました. 何と言って良いのか難しいのですが, 簡単に言うと, あまり美味しくありませんでした.
メインには, パイナップル入り酢豚(33スイスフラン(約6,070円))と牛肉のオイスターソース炒め(37スイスフラン(約6,810円))を頼み, さらに麻婆豆腐(25スイスフラン(約4,600円))を追加で頼みました.
いずれも盛りは少なくて, 2人で分けて丁度良いくらいの量でした. つまり, 普通の中華料理よりは, 少ないということになります.

この写真は, 出てきたときの写真であって, 分けた後ではありません.
酢豚は, 豚のブロック肉ではなく, 薄く切ったバラ肉を丸めて揚げたものをあんに絡めたもので, 野菜はパプリカしか入っておらず, パイナップルはすごく小さく切ってありました. 酢が弱くて, かなり甘く味付けてありました.

野菜が入っておらず, 牛肉だけでした.
この写真も分ける前の写真です.
牛肉のオイスターソース炒めは, 野菜が少量のネギ?しか入っていませんでした. 肉は軟らかかったのもの, 缶でもあまり旨みがありませんでした.

かなり辛くて, しびれて, 汗をかきました.
麻婆豆腐は, 予想外に花椒がメチャ効いていて, 辛くて, しびれて汗をかきました.
というわけで, こちらのレストランはあまりお勧めしません. どうしても中華料理っぽいのが食べたい場合だけにした方がよいです. しかし, 欧米人には人気のようで, 帰る頃には席は8割以上埋まっていました. 19時過ぎにお店を出ました. お会計は, チップ6スイスフランが勝手に追加されていて, 126スイスフラン(約23,180円))でした.
部屋に戻って, 洗濯しました. 洗濯物を干した後に, 赤ワインを買ってあったので, 妻に一緒に飲もうと誘いましたが, 妻は21時過ぎには眠ってしまいました. ワインオープナーが部屋になかったので, ホテルのレセプションに出かけて, 貸してもらいました. ハムとチーズをつまみに独りで赤ワインを飲みながら, 今日の分の日記を書いて, 23時頃に寝ました.
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