手術日+286日目 2024/12/10(火)

午前の病院での仕事

今朝も寒い朝でした. 空は雲で覆われていましたが, 雲の切れ間には青空も見えました. クルマのフロントガラスは凍っていませんでしたが, 外気温モニターは3 ℃でした.

通常通りに出勤しました.

8時から朝の病棟回診を後輩医師と一緒に行いました. 昨日手術が行われた2人の患者さんは, 経過に問題なく, 朝食を召し上がられていました.

9時前から外来診療を始めましたが, 今日は予約が多くて, 47人の患者さんの診療を行いました. 13時前に外来診療を終えて, 自分の部屋に戻って, ランチを摂りました.

今日の夜は, 当院の忘年会があります. 最初に挨拶をするように司会の職員から頼まれていたので, 何を話すか考えましたが, 今年病院で起こった事故・事件として, 3月の病院の停電事故と7月の新型コロナのクラスター発生について話すことに決めました.

どんな状況だったのか, 記憶も薄らいでいたので, 自分のブログ記事を読み返して, 当時の危機的状況と職員の協力によって, それを克服したことを思い出しました.

午後の病院での仕事と尾骨骨折の急患

14時に外来に戻って, 午後は9人の患者さんの診療を行いました.

外来診療中に救急車の受け入れ要請があり, 受け入れることにしました. 転倒後にお尻が痛くなって, 歩けなくなった後期高齢者でした.

16時に外来診療を終えて, 病棟の仕事をしていたところ, 16時半前に救急車が到着しました.

診察したところ, 尾骨を圧すと痛みがあるようなので, CTとMRIを撮像するようにオーダーを入れました.

16時半過ぎから後輩医師と一緒に夕方の病棟回診を行いました. 入院患者さんは78人, 自分が主治医となっているのは39人に増えました.

尾骨のX線写真(上図a.)とCTの縦断面(矢状断しじょうだん)(上図b.).
仙骨は5つの仙椎(S1〜S5)から成り立っていて, その下に4角尾椎(Cy1〜C4)からなる尾骨がつながっています.
第1
第1尾椎骨折のX線写真(上図a.)とMRI(上図b.).

引用元:Sasaki MR. Imaging coccygeal trauma and coccydynia. Radiographocs. 2020.40.

画像検査の結果が出たので, 17時過ぎに救急外来に戻って確認したところ, 尾椎(びつい)の1番目に骨折を認めました. 通常, 尾骨骨折では, 痛みはかなり強くても, 立ったり歩いたりすることは可能ですが, 高齢者だと歩けない方もいらっしゃいます.

この患者さんも, 歩いて帰れないのと, 独り暮らしで身の回りのことはすべて自分でやらなければならないため, 痛みが引くまでの間, 入院していただくことになりました. 入院前の検査を電子カルテに入力しました.

18時過ぎに病院を出ました. 外は空気が冷たく, 外気温は5 ℃でした.

病院忘年会と還暦祝い

19時から忘年会があったので, 会場まで妻にクルマで送ってもらいました.

当院の忘年会は, 2019年までは温泉宿で1泊2日でやっていました. 2020年からは, 新型コロナで中止となっていました. 昨年は, 4年ぶりに日帰りで忘年会が開催されましたが, 忘年会の2日前に自分が新型コロナに感染してしまったため, 欠席しました.

ということで,5年ぶりの忘年会への参加でした.

冒頭で, 代表として, 挨拶の言葉として, 停電事故とクラスター発生時の職員の働きに感謝の言葉を述べました.

その後は, 宴席となりましたが, 宴もたけなわの頃に, 突然指名されて, 壇上にまた上がることになりました. 全く予想していなかったのですが, 幹事が私が先週で還暦を迎えたことを紹介してくれて, 赤い帽子とちゃんちゃんこを準備して, 着せていただきました. ということで, その後はその姿で会場にいることになりました.

職員から, 一緒に写真を撮影してと頼まれて, 大分いじられました.

21時に楽しかった忘年会も終わりました. 幹事が準備してくれた帽子とちゃんちゃんこは, 来年還暦を迎えるドクターのために, 返却しました.

徒歩で帰宅

会場からバス乗り場に移動したところ, バスの時間まで20分以上あったので, 自宅まで歩いて帰ることにしました.

空気が冷たくて, 手も悴みました.

バス路線沿いに歩いていると, 自宅の200 mくらい手前でバスに追い抜かれました. 20分待って乗っていた方が, 早く着くことが判りました.

夜は, 酔っ払ってしまって, 炬燵で朝まで眠ったので, 記事のアップが今日になりました.

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