手術日+244日目 2024/10/29(火)

午前の病院での仕事と指を切った急患

今朝は, やや肌寒く, 17℃くらいでした. ワイシャツでは少し寒かったものの, 秋晴れで爽やかな天候でした.

昨晩は, 後輩医師が当直でした. 腰椎椎間板ヘルニアによる脚の痛みで動けなくなった患者さんが1人入院していました. 整形外科の救急当番ではなかったので, 救急車は来ませんでした.

8時から後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました.

8時半から, 朝のカンファランスを行いました. 今日は, 栄養管理科の管理栄養士による11月からの給食変更の説明でした.

8時45分に外来に降りて, 午前中の外来診療を行いました. 22人の患者さんを診療しました.

11時過ぎに仕事中にアルミ製の一斗缶の端で指を切った患者さんが受付に来ているが, 診療できますかという連絡があり, 受け付けてもらいました.

切れた指を見たところ, 中指と薬指(医学用語では, 『環指かんし』といいます)の手のひら側の皮膚が中央から指先側部分で切れていました. 指を曲げることはできたので, 指を曲げる腱(屈筋腱くっきんけん)は切れてなさそうだと判断しました.

指の付け根に局所麻酔薬を注射して, 痛みをとった後に, 切れた皮膚をめくって, キズの内部を観察しましたが, 皮下脂肪までの深さで, 屈筋腱はやはり切れていませんでした. また, 内部には土などの異物も入っていませんでした.

滅菌生理食塩水というきれいで, 細菌が含まれていない水で洗った後, 皮膚をナイロン製の糸で縫い合わせました. 単純にスパッと切れたキズではなくて, 皮膚がちぎれそうにめくれるように切れていた(『弁状べんじょう』または『flap状』といいます)ので, めくれた皮膚を延ばして, 元の形に戻して, 皮膚の血行が悪くならないように細い糸で細かく縫合したので, 1時間ほどかかりました.

12時半前に縫合を終えて, 明日受診するように予約を入れて, 帰っていただきました.

急いで自分の部屋に戻ってランチを摂りました.

午後の病院での仕事

13時半から後輩の執刀で, 高齢の患者さんの手首の骨(橈骨とうこつ)の骨折(橈骨遠位端骨折とうこつえんいたんこっせつ)の手術が予定されていたので, 13時半前に手術部に移動しました.

13時半から手術を開始して, 予定通り40分ほどで終了しました.

15時に外来に戻って, 予約のあった患者さんの診療を行いましたが, 今日は1人だけでした.

16時半から, 運営会議という病院内の会議があったので, 参加しました. 病院内の各委員会の月内会議の結果の報告を受けて, トップマネジメントとして, 今後の運営方針を示達しました. 先月の医業収益が赤字であったことから, 今年または今年度内に赤字分の解消を図る目標を立てて, 各部門で増収に努力していただくよう, 協力を要請しました.

会議後に, 後輩医師と一緒に夕方の病棟回診を行いました. 入院患者さんは73人, 自分が主治医となっているのは35人でした.

イタリア・スイスの電車の予約

定時で帰宅しました. 夕方は, 曇っていました. 夜は雨が降る予報でした.

夕食後, 年末のスイス旅行のための電車の予約を行いました.

年末・年始にスイスのツェルマットにスキーに行く予定ですが, ついでにイタリアのミラノで観光する予定です. ミラノからツェルマットまでの移動手段としては, 電車, バス, 自動車(レンタカーまたはチャーター)がありますが, 乗り鉄としては, 海外での電車乗りは外せないので, 電車で行くことにしました.

前からOmio.jpというヨーロッパと北米の飛行機, 鉄道, バスを日本語で予約できるサイトで調べていました. 目的の電車の予約ができるのが2カ月前からだったので, 今日になりました.

ミラノ中央駅からツェルマットまでの行きの電車予約画面.
ミラノで観光した後に移動するので, 午後便にしました.
ツェルマットからミラノ中央駅までの帰りの電車予約画面.
帰りは4本しか電車がないので, 飛行機の時間に合わせて, 午後の到着便にしました.

ログイン後に, ミラノ中央駅からツェルマットまでの電車のチケットを往復で予約しました. 座席指定も無料で可能でした. 予約内容は, スマホのアプリで確認出来て, 乗車後にそれを見せることになります.

9月20日までは, イタリアのトレニタリアに乗るときは, 事前にチェックインが必要だったようですが, 現在はチェックインが不要となったようです.

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