手術日+959日目 2026/10/13(火)(大忙し)

午前の病院での仕事と骨盤脆弱性骨折の患者

10月10日は当院が整形外科の救急当番だったため, 新規の患者さんが入院しているかもと考えて, 早めに出勤.
病棟に上がると, 骨粗鬆症による骨盤脆弱性骨折の超高齢患者さんと大腿骨転子部骨折の後期高齢患者さんが入院していました.

骨粗鬆症がある高齢者の脆弱性(ぜいじゃくせい)骨盤骨折のRommens & Hofmann分類. 
今日入院していた患者さんは, FFP Type III Bの骨折でした.

引用元: Rommens PM, Hofmann A. Comprehensive classification of fragility fractures of the pelvic ring: Recommendations for surgical treatment. Injury 2013. 44.

骨盤脆弱性骨折の患者さんは, Rommens分類Type IIIBでした.
腸骨の方はズレがあるものの, 恥骨と坐骨の骨折にはズレがないため, 安静を保って骨がつながるのを待つことに.
骨粗鬆症の検査を追加しました.

大腿骨転子部骨折の患者さんは, 入院前から肺炎を合併されて, 他院で治療中でした.
親族が看護師さんで, その勤務先の病院への転院を希望されたので, 転院調整を行うことに.

8時から朝の病棟回診.

8時半から朝礼.
その後, 幹部ミーティング.
インフルエンザが流行しているので, 感染に注意することと, 職員は早くワクチン接種を行うようにと申し合わせました.

9時前に外来に降りて, 午前中は38人の患者さんを診療.

新規で橈骨遠位端骨折の前期高齢患者さんが紹介で来られたので, 来週手術を行うように手配.
さらに高齢者施設で転倒して, 大腿骨転子部骨折を受傷された超高齢患者さんが救急車で来院.
入院の手配を行うなど, てんやわんやで大忙しでした.

13時前にようやく診療を終了.

午後の病院での仕事

13時から大学医学部の学生さんが実習に来られたので, ガイダンスの講義.
4年生で, 10月から臨床実習が始まったばかりなので, 初々しいです.

昼食後, 外来に戻って, 入院患者さんのデータを確認.
転院する大腿骨転子部骨折の患者さんの検査の結果, ヘモグロビン値が8.3 g/dL(基準値:12.0〜14.5 g/dl)に低下していたので, 急遽輸血をすることに.
ご本人は認知症があり, 会話できない状態.
ご家族に電話で輸血の説明を行って, 口頭で同意を得ました.

14時から午後の外来診療を開始.
10人の患者さんの診療を行いました.

大腿骨転子下骨折の急患

間もなく, また救急隊から大腿骨骨折の前期高齢患者さんの受け入れの要請あり.
外来診療を終了した後でないと診察できないことを伝えましたが, 他に受け入れる病院がなく, 当院に来ることに.
16時に予約の外来診療を終了.

救急外来に出向くと, 上記の救急患者さんは, 手術を終えた後輩医師が診てくれていました.

大腿骨転子下の非定型大腿骨骨折のX線写真.
大腿骨が骨折して, 直角に曲がるように変形しています.
骨折部を見ると, 折れた部分が嘴状に尖っている(→)のが確認出来ます.

引用元:Chan SS. Subtrochanteric femoral fractures in patients receiving long-term alendronate therapy:Imaging features. AJR Am J Roentgenol. 2010. 194.

X線撮影の結果, 大腿骨転子下骨折で, 骨折部で大きく曲がって変形.
骨折部が尖って見えたので, 非定型大腿骨骨折が疑われました.

前立腺癌の骨盤転移の事例のCT.
骨盤の骨の内部に白くなった斑状の病変が複数認められます.

引用元:Pawan SJ. Analyzing foundation models for segmentation of osseous metastatic lesions in prostate cancer on CT scans. Eur J Radiol Articial Intelligence. 2026. 5.

患者さんは, 他の病院で前立腺癌で治療中とのこと.
追加で撮像されたCTを確認したところ, 骨盤に前立腺癌の骨転移が多数認められました.

骨転移に対して, 骨破壊の進行予防目的に骨修飾薬『ランマーク』が投与されており, 骨吸収抑制薬による非定型大腿骨骨折か, 前立腺癌の骨転移による大腿骨の病的骨折が疑われます.
今日から入院していただくことになり, 入院前の検査と入院後の指示を電子カルテに入力しました.

17時前に病棟に上がって, 夕方の病棟回診.
入院患者さんは78人, 自分が主治医となっているのは40人でした.

大腿骨直達牽引のイラスト.

引用元:Brookner AF. Orthopaedic Traction Manual. Williams & Wilkins. Philadelphia. 1980.

回診後, 大腿骨転子下骨折の患者さんに対して, 大腿骨直達牽引の処置.
これまでやったことがないというので, 後輩医師を指導して, 実施してもらうことに.
大腿骨の膝上に皮膚から金属製の針金(鋼線こうせん)を貫通させて, それを重りで引っ張って, 骨折部を安定化させます.
初めてなので, 鋼線を貫通させるのに手間取りましたが, 無事終了.

さらに病棟の溜まった仕事を片付けて, 19時前にやっと退勤.

自転車トレーニング

帰宅後, 夕食.
今日は, うどんすきでした.
柚胡椒をたっぷり使っていただいたので, 辛くて汗だくに.

20時過ぎから自転車トレーニング.
今日は, FFP 20分 1本.
頑張って漕ぎ続けて, さらに汗だくになりました.

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