午前の病院での仕事
朝は, 曇り空.
薄い雲の切れ間からは, 青空も望めました.
8時前に病棟に上がって, 昨日手術を行った脂肪腫の中高年患者さんの病室を訪問.
痛みもなく, 朝食を摂られていました.
お住まいが隣の市で, 今日はお迎えが来られないので, 明日, 退院することになりました.
8時から朝の病棟回診.
8時半からは院内カンファランス.
栄養管理課の管理栄養士による病院食についてでした.
当院では, 一昨年から院内調理を止めて, 給食業者『ナリコマ』から病院食を納入していただいています.
当初は, 28日サイクル献立でしたが, いろいろと不評でした.
そこで, 今年から365日サイクル献立を契約しました.
その結果, 28日サイクル献立にはなかったお刺身や麺類(そば, うどん, ラーメン), ケーキや和菓子などのデザートが出せるようになり, 季節のイベント時には, 行事食(赤飯, ちらし寿司, お餅など)も出せるようになりました.
食事が変わってからは, 入院患者さんにご好評をいただいているとのことです.
9時前に外来に降りて, 外来診療を開始.
9時から, 医学部の学生さんが実習で来られたので, ガイダンスと講義を行いました.
スキー部の部長を務めている後輩学生さんがいらっしゃって, 挨拶されました.
今度のOB会には顔を出さざるをえないことになりました.
9時半に外来に戻って, 午前中は40人の患者さんを診療.
12時過ぎに終了.
その後, 病棟の仕事を行って, 13時過ぎに昼食休憩.
午後の病院での仕事と橈骨遠位端骨巨細胞腫の患者
14時に外来に戻って, 午後の外来では, 8人の患者さんの診療を行いました.
先輩医師の整形外科クリニックから, 橈骨遠位端骨腫瘍による病的骨折の十代の患者さんが紹介されて来院.
先月から左手関節の痛みがあり, 先週金曜日に受診して, 骨腫瘍と診断されました.

腫瘍による骨組織の破壊によって, 骨が透けるように黒くなり, 壁の骨(皮質骨)が薄くなっています.
X線写真を見ると, 手関節に近い部分で橈骨が溶けて壊れており, ヒビが入っていました.
所見から, 骨巨細胞腫と診断しました.
骨巨細胞腫は, 主に20〜40歳台の若年・中年成人に発生する, 良性・悪性の中間型に分類される骨腫瘍です.
関節の近くに発生して, 骨を破壊することと, 再発しやすいため, 治療が難しい腫瘍です.
また, 5 %くらいの患者さんでは肺に転移することがあり, きわめてまれですが, 肺転移によって死亡することもあります.
大学病院に勤務中, 年3人くらい, 全部で78人の骨巨細胞腫の患者さんを診療しました.
関節が破壊されてしまった結果, 人工関節を入れたり, 関節が動かないように骨同士をつなぐ手術(関節固定術)を行わざるを得なかったりしたこともありました.
CT(胸部も含む), 造影MRIを撮像して, 画像診断することにしました.

CTでは, 腫瘍による骨破壊が明瞭に認められます.
骨の壁(皮質骨)はとても薄くはなっていますが, 破綻はしておらず, 骨の外に腫瘍が出ていないのが特徴です.
MRIでは, 骨の中の腫瘍の範囲を正確に捉えることができます.
画像検査の結果も, 骨巨細胞腫の所見に一致していました.
幸い, 胸部CTでは, 肺の中に病変は認めませんでした.
大学病院整形外科での診療を勧め, 来週受診していただくように手配しました.
16時半からは, 薬事委員会.
薬剤師さんから今月からの診療報酬改定に伴って, ポリファーマシー対策の加算(「薬剤総合評価調整加算」)を取ることが提案され, それについて話し合いました.
17時前から夕方の病棟回診.
入院患者さんは75人, 自分が主治医となっているのは37人でした.
17時半前に病院を出ました.
湿度が低くて, 爽やかな空気でした.
スキーウエアの取り込み
帰宅後, 昨夜ベランダに干したスキーウエアを取り込み.
すっかり乾いていました.
押し入れにしまって, およそ半年後のシーズンインまで眠っていてもらいます.


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