午前の病院での仕事と胸椎圧迫骨折+大腿骨転子部骨折の急患
週末の雨が嘘のように, 今日は澄み渡る秋晴れ.
街路樹の紅葉が青空に映え, 通勤路も一段と鮮やかでした.
陽射しのおかげで気温は16℃ほど. 朝の空気にも柔らかさを感じます.
8時前に病棟に上がり, 後輩医師とともに朝の回診.
8時半からの朝礼に続き, 幹部ミーティングではインフルエンザ流行への注意喚起を行いました.
9時前から外来に下り, 午前中は25人の患者さんを診察.

昼前, 梯子から転落した超高齢患者の受け入れ要請があり, 応じることに.
12時半前に救急車が到着し, 腰部と大腿部に痛みがあったため, X線とCTをオーダー.
結果, 腰椎には骨折は認められず, 大腿骨転子部から転子下, さらに骨幹部にかけて長い斜骨折を確認しました.
転子部骨折AO/OTA分類31A2.2で手術適応と判断し, 入院前検査とあわせて念のために腰椎のMRIも追加.
気づけば時計はすでに14時前でした.
午後の病院での仕事
簡単にランチを摂って小休止.
15時前にMRI結果を確認すると, 第12胸椎にも骨折を認めました.

引用元:Brookner AF. Orthopaedic Traction Manual. Williams & Wilkins. Philadelphia. 1980.
その後, 午後にMRI撮像の予約があった患者さんへの検査結果説明, 病棟の指示出し, 大腿骨の直達牽引などを行っていたところ, 今度は施設入所中の高齢者転倒の一報.
殿部痛の訴えがあるとのことでした. 17時半から会議があったので, 至急救急車で来院するように伝えました.
16時半前に到着. 股関節可動時に疼痛を認めましたが, 自力で膝を立てることが可能.
非転位型大腿骨頚部骨折あるいは骨盤骨折を疑って, X線写真とCTを撮像.
結果, 明らかな骨折はありませんでした. 立たせてみると立位も可能だったため打撲傷と診断. 鎮痛薬を処方し帰宅していただきました.
夕方の病棟回診は後輩医師に任せました.
入院患者は80人, そのうち43人が自分の主治医担当でした.
卒後臨床研修管理委員会
17時半からは, 大学病院主催の卒後研修センター会議.
17時過ぎに病院を出て帰宅後, すぐにパソコンを立ち上げ, Zoomで参加.
県内臨床研修病院のマッチング結果や, 現在研修中の研修医の進捗状況について協議が行われました.
休息日
夜は軽めのストレッチと筋トレを30分ほど.
仕事モードから少しずつ切り替えながら, 一日の疲れを静かにリセットしました.

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