手術日+439日目 2025/5/12日(月)(足関節三果骨折)

午前の病院での仕事

今朝は弱い雨が降っていました. 気温は低めで16 ℃でした. 例年だと5月上旬に25〜30 ℃くらいに暑くなるのですが, 今年は気温が低めです.

通常通りに出勤しました. 昨日の昼間は, 当院が整形外科の救急当番でした. 病棟に上がると, 胸椎圧迫骨折の患者さんが1人, 大腿骨頚部骨折の患者さんが2人, 大腿骨転子部骨折音患者さんが1人, 合計4人の患者さんが新規に入院されていました. 昨日の日中は風が強く吹いていましたが, 大腿骨頚部骨折の患者さん2人は, その強風で転倒された患者さんで, そのうちのお一人はまだ50歳代でした. X線写真を見たところ, 骨折部でズレてしまっている転位型でしたので, 後日大腿骨人工骨頭挿入術を行う予定です。

8時から後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました.

8時半から講堂に集まって, 朝礼を行いました. 5月から新しく2人の職員が入職したので, 辞令を渡しました. その後, 幹部ミーティングを行いました. 事務長から, 4月の経常利益がマイナスで, 赤字になるとの見通しが報告されました. 毎日沢山の患者さんの外来診療と入院患者の受け持ちで多忙ですが, さらに頑張らないといけません.

9時前に外来に降りて, 19人の患者さんの診療を行いました. 途中で救急車の受け入れ要請がありましたが, 午後に3件の手術を予定していたので, お断りしました.

11時半から午後に日帰りの手術を行う患者さんに麻酔と手術の説明を行いました. 今日は手根管症候群に対する手根管開放術を行います.

13時過ぎに自分の部屋に戻ってランチを摂りました.

午後の病院での仕事と手根管症候群の手術

13時半に手術部に向かいました.

13時半から下腿骨遠位部骨折を固定した器械を骨から外して取る手術(骨内異物除去術)が後輩医師の執刀でありました.

引き続き, 大腿骨転子部骨折の患者さんに対する手術(大腿骨骨折観血的手術)が後輩医師の執刀で行われました.

手根管症候群に対する安全な皮膚切開線(incision).

引用元:Kahn OH. The safe, reliable, ‘‘OK approach’’ for carpal tunnel decompression. Injury Extra. 2007. 38.

大腿骨骨折の手術の途中で, 私が予定していた手根管開放術を独りで行いました.

いずれの手術も問題なく進んで, 16時に手術室から出ました.

16時半から後輩医師と一緒に夕方の病棟回診を行いました. 入院患者さんは83人, 自分が主治医となっているのは39人でした.

18時過ぎに病院を出ました. 雲が切れて, 青空が見えました.

足関節三果骨折手術の勉強

帰宅後, まだ明るかったので, 庭に出て, 昨日やらなかった芝生の雑草取りを行いました. 芝生は大分青々として伸びてきました. 今週中に芝刈りをしないといけません.

19時過ぎに入浴して, 夕食を摂りました.

足関節三果骨折(脛骨後果骨折)の事例のX線写真(a)とCT(b,c,d).
CT前額断(b)を見ると, 後果が骨折して, その一部(関節面)が陥没しています.

引用元:Bartonicek J. Anatomy and classification of the posterior tibial fragment in ankle fractures. Arch Orthop Trauma Surg. 2015. 135.

夕食後は, 今週の木曜日に行う足関節三果骨折の手術の勉強をしました. 脛骨の足関節部分の後方(後果こうか)が骨折して, 陥没しているので, 元の位置に戻す必要があります. 外くるぶし(外果がいか)の骨折もあるので, 外果の斜め後方を切開して, 外果と後果の両方の骨折部を展開する後外側アプローチという方法で骨折部の展開を行います. 骨に到達するまでの解剖や手順を教科書を見て, 憶えました. 現在は, 実際の患者さんやご遺体を使った動画もあるので, 昔よりイメージをしやすくなりました. 頭の中で思い浮かべられるようになるまで繰り返し見ました.

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