午前の病院での仕事
今朝も秋晴れで, 青空が広がっていました. 気温は少し低めでしたが, 寒さは感じませんでした.
11月2日土曜日の夜は, 当院が整形外科の救急当番でした. 昨日4日月曜日の日中も整形外科の当番でした. 休みの間に, 救急患者が入院したかと考えて, 今日は早めに出勤しました.
8時前に病棟に上がって, 電子カルテをチェックしましたが, 入院された患者さんはいませんでした.
一昨日から嘔吐している高齢の患者さんがいて, 昨日の吐物に黒色物が混じっていたとの報告を看護師から受けました. 当直医師の指示で, 食事を止められていました. 胃潰瘍がないかどうか, 今日臨時で内視鏡検査を行ってもらうように手配しました.
8時から後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました. 件の嘔吐している患者さんは, 眠っていて, 腹痛の訴えはありませんでした. 血液検査の結果, 貧血も認められませんでしたので, 内視鏡検査の結果が判るまでは, 飲食を中止しておくように指示しました.
8時半に講堂に集まって, 朝礼を行いました. 東北文化学園大学の医療福祉学部リハビリテーション学科から3年生の学生さんが実習に来られたので, 挨拶を行っていただきました.
その後, 幹部ミーティングが行われました. インフルエンザの報告が出始めたので, 感染には十分注意することを申し合わせました. 今日から職員のインフルエンザワクチン接種が開始されます.
8時50分に外来に降りて, 午前中は35人の患者さんの診療を行いました. 予約がない患者さんの問い合わせが数件ありましたが, 午後は手術を予定していたので, 手術が終わってから14時半過ぎまで待っていただけるのであれば, 診療しますと答えていただきました.
12時40分まで外来診療を行って, 自分の部屋に戻って, ランチを摂りました.
午後の病院での仕事
13時半から大腿骨転子部骨折の超高齢患者さんの手術があるため, 手術部に移動しました.
今日手術した患者さんは, 31A3.3の骨折部が複数の骨片に割れた逆斜骨折でした.
今日手術を行うことになった患者さんの大腿骨転子部骨折は, 逆斜骨折と呼ばれる骨折線が内側頭側から外側足側に走るタイプで, 骨折部が粉砕していたので, AO/OTA分類では31A3.3に分類されるタイプでした.
13時半から後輩医師の執刀で手術が開始されました. 14時半に骨折部を固定する器械が入ったところで, 手術室を出て, 外来に向かいました.
外来では, 予約があった患者さん2人と, 予約のなかった患者さん4人を診療しました. そのうちの1人は, 工場での作業中にローラーに手を巻き込まれた患者さんでした. 中指の皮膚が裂けて, 他の指が腫れていました. X線写真を撮像したところ, 幸い骨折はありませんでした. 裂けた皮膚を洗った後, 縫合処置を行いました.
16時半に外来診療を終えて, 病棟に上がって, 後輩医師と一緒に夕方の病棟回診を行いました. 臨時で内視鏡検査を行っていただいた患者さんは, 食道, 胃, 十二指腸に出血しているところはなかったため, 夕食から食事を再開してもらいました. その後も腹痛はなく, 嘔気も収まっていました. 当院の訪問看護師が訪問したところ, パーキンソン病がある独り暮らしの高齢の患者さんが, ベッドから転落した後に戻ろうとしたところで体が動かず, ベッドに胸を床に膝をついた状態で動けなくなっていて, 胸と膝に床ずれ（褥創じょくそう）が出来ており, さらに腕が麻痺している状態で発見されて, 当院に午前中に運ばれてきました. 後輩医師が診察したところ, 片方の腕が肩から手まで動かなく鳴っていました. 脳外科でも診療されましたが, 脳出血や脳梗塞の所見がなかったので, 整形外科に入院していました. 診察したところ, 確かに片腕が肩から手まで動かないので, 腕神経叢麻痺を疑いました.
入院患者さんは68人, 自分が主治医となっているのは32人でした.
回診後, 病棟の仕事を続けて, 18時前に病院を出ました.
100 km走行のダメージ
今日はトレーニングを休みました. 首の筋肉痛は軽くなっていて, 上を向くとかすかに首の奥の方でちょっと痛みを感じるくらいになっていました. お尻や脚の痛みは出ずに済んでいます. しかし, なんとなく体が重い感じが続いています. 今日の日中は, 仕事が立て込んでいたのも疲れを感じた理由かもしれません.
アメリカ大統領選の行方などをテレビのニュースで見ながら, 夕食を摂りました.
その後, 疲れのせいか, 寝不足のせいか, 頭痛がするので, リビングの床で1時間ほど眠ってしまいました.
コメント