手術日+464日目 2025/6/6(金)

午前の病院での仕事

今日も快晴でした. 今日も暑くなるとの予報でした.

8時前に病棟に上がりました. 昨晩は, 当院が整形外科の救急輪番担当病院だったので, 入院した患者さんがいないかどうか確認しましたが, 救急車は, 打撲傷の患者さん1人だけで, 帰宅されていました. その他に, walk-inの患者さんが3人いらっしゃいましたが, 軽症でした.

8時から後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました.

8時半から講堂でカンファランスを行いました. 今日は, 自分が症例発表の担当でしたが, 失念しており, 来週に延期してもらいました.

9時前に外来に降りて, 45人の患者さんの診療を行いました. 今日は, 新潟で東北整形災害外科学会が開催されているため, 大学病院からの診療応援の医師が休診でした. 自分も午後に手術を2件控えていたので, 予約がない患者さんの診療はお断りせざるをえなく, 予約を取っていただいて, 後日受診していただくようにしました.

12時に外来診療を終えて, 午後に日帰り手術を行う患者さんに麻酔と手術の説明を行いました.

12時半過ぎに自分の部屋に戻ってランチを摂りました.

午後の病院での仕事と神経鞘腫の手術

腱板断裂に対する腱板修復術のイラスト.

引用元:Millett PJ. Rotator cuff tears at the musculotendinous junction: Classication and surgical options for repair and reconstruction. Arthirosc Tech. 2017. 6.

13時から院外の後輩医師による肩関節腱板断裂に対する関節鏡下腱板修復術の手術が13時からあるので, 13時前に手術部に移動しました.

13時過ぎから手術が開始され, 助手を務めました. 腱板の断裂が大きかったので, 修復には時間がかかりました.

15時半過ぎに, 皮膚を縫うところまで進んだので, 自分が執刀する日帰り手術の患者さんに手術部まで来ていただきました.

10年以上前から足に存在する軟部腫瘍の患者さんでした. 手術前のMRIの結果からは, 神経性良性腫瘍または血管性良性腫瘍を疑っていました.

神経鞘腫に対する核出術の方法.
(A)神経の走行方向に沿って平行に被膜を切開します.
(B)腫瘍と被膜の間を剥がします.
(C)腫瘍を被膜から持ち上げます.
(D)腫瘍と連続している神経束を切断して, 腫瘍を切り取ります.

引用元:Hove FLT. Long-term follow-up with MRI scans after enucleation of peripheral nerve schwannomas: Results from a single-center case series. World Neurosurg. 2024. 189.

腫瘍の周りに局所麻酔薬を注射してから, 皮膚を切開して, 腫瘍を切り取りました. 肉眼で見たところ, 神経鞘腫という神経性良性腫瘍が疑われたので, 腫瘍を切り取るのではなく, 腫瘍を包んでいる被膜を残して, 中身だけをくり抜くように取る核出術という方法で切り取りました. このように切り取らないと, 神経が傷ついてしまって, 手術後に力が入りづらくなったり, 感覚が鈍くなったりといった神経麻痺症状が出現するためです.

手術後に外来に移動して, 患者さんに手術中の所見について説明しました. 明日の午前中に外来を受診するように予約票を渡しました.

17時前となったので, 回診は後輩医師にまかせました. 17時過ぎに病院の外に出ました. 夕方も快晴で, 雲ひとつなく, 暑い空気が残っていて, 夏を感じました.

トレーニング

帰宅後, エアロバイクを1時間漕ぎました. 4週間後にレースが控えていますが, まだ, 実走していません.

明日, 明後日は, 晴れの予報ですが, 気温が高くなりそうで, 熱中症の危険もあり, どうするか考えています.

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