手術日+461日目 2025/6/3(火)(ロボット支援手術開始)

午前の病院での仕事

今朝は, 昨日と打って変わって, 雲が垂れ込めて, 薄暗い朝でした. 午後からは雨が降る予報でしたので, 傘を持ってクルマを降りました.

8時前に病棟に上がって, 昨日手術を行った患者さん2人の経過を確認しました. お二人とも問題なく経過されて, 朝食を召し上がっていらっしゃいました. お一人は, 予定通りに今日退院することになりました.

8時から後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました.

8時半から病院内のカンファランスがありました. 今日は, 病棟の看護師さんによる患者さん急変時の対応のために訓練とその成果についてでした. 今後は, 夜勤中を想定して, 2人での対応をシミュレーションするそうです.

9時前に外来に降りて, 午前中は23人の患者さんの診療を行いました. 昨日自宅で転倒してから腰が痛くて立てなくなったという超高齢の患者さんから, 受診したいとの電話が入りましたが, 午前中に手術部に行く用事があったので, 15時過ぎに来ていただくように返答しました.

10時半過ぎに患者さんが切れたので手術部に移動しました.

ロボット支援人工膝関節置換術開始

1年前から後輩医師に買ってほしいとねだられていた米国の医療器機メーカーStryker社の人工関節置換術支援ロボティックアームMako(メイコー)を先月やっと購入しました.

本日は, その第1例目と第2例目の人工膝関節全置換術が行われるため, ちゃんと稼動するかどうか見届けるべく, 手術室に入りました.

手術用ロボッティックアームMakoを使った人工膝関節全置換術の様子.
左側の術者の奧にあるのが, ロボティックアームで, 先端に骨を切るためのノコギリの刃がついています.
右側のモニター画面に骨をカットする部分とカットした後の状態が映し出されます.

従来は, 人工関節を骨の表面にはめ込むために, ノコギリの刃を正しく骨に当てるために金属製のカッティングガイドを使っていました. ロボティックアームを使うことによって, ガイドが不要となり, 手術器械が大幅に少なくなって, 手術時間も短縮されました.

今月は今のところ7件の人工関節手術が予定されています.

11時半に外来に戻って, 後から来られた患者さんの診療を行って, 12時半に外来診療を終えました. 病棟の仕事を片付けた後, 13時過ぎに自分の部屋に戻ってランチを摂りました.

午後の病院での仕事

14時に外来に戻って, 9人の患者さんの診療を行いました.

午前中に電話をいただいていた転倒後立てなくなった超高齢の患者さんが介護タクシーで受診されました. 昨年の10月にも背骨(第10, 12胸椎)の骨折を受傷されて, 当科に入院したことのある患者さんでした. 持病に関節リウマチがあり, 後輩医師が担当医でしたが, 本日休みのため代わりに診療しました.

ストレッチャー上で寝ていました. 胸椎、腰椎どちらを圧しても痛いとおっしゃられるので, どこが原因なのかが判りませんでした. MRIを撮像して, 骨折の有無を確認することにしました.

16時半から後輩医師と一緒に夕方の病棟回診を行いました.入院患者さんは73人, 自分が主治医となっているのは32人でした.

17時過ぎに外来に戻って, 胸椎、腰椎のMRIを確認したところ, 第8, 11胸椎に骨折が認められました. ご家族から自宅では療養できないと言われたので, 入院していただくことにしました.

入院前の今朝をオーダして, 17時半までかかりました.

18時に病院を出ました. 雨が降り続いていて, 肌寒さを感じました.

デジコレ

エアロバイクを1時間漕いで, 入浴後, 夕食をいただきました. 今晩は鶏の唐揚げでした.

夕食後, 南奥羽歴史散歩というサイトで国立国会図書館デジタルコレクションとして保管してある宮城県の自治体の歴史を見られるのを発見して, 特に, 妻の町の歴史について文献があったので勉強しました.

その結果, 新しく判ったことがあったので, ブログの記事を更新しました.

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