手術日+366日目 2025/2/28(金)(手術後1周年)

午前の病院での仕事

今朝も青空が広がった快晴でした. 外に出ると放射冷却で寒く, クルマの外気温モニターは-1 ℃で, フロントガラスは凍っていました.

8時前に病棟に上がって, 昨日手術が行われた患者さん2人の術後経過を確認しました. お二人とも問題なく経過されていました.

8時から後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました,

8時半から来週手術が行われる患者さんについて, カンファランスを行いました. 来週は, 8件の手術を予定しています.

9時前に外来に降りて, 18人の患者さんの診療を行いました. 今日は予約が少なく, 余裕を持って診療できました.

腸腰筋の滑液包炎のCT.
右の腸腰機の中に黒い丸い影があります.

引用元:Corvino A. Iliopsoas bursitis: The role of diagnositic imaging in detection, differential diagnosis and treatment. Radiol Case Rep. 2020. 15.

他の病院の内科から, 白血球増多と炎症反応陽性が半年以上続いている患者さんについて, CTの結果, 腸腰筋膿瘍(ちょうようきんのうよう)が疑われるということで, 当科に紹介されました. 持参されたCTを見たところ, 鼡径部の腸腰筋付近に5 cm大の影がありました. これが膿が貯まってできた袋(膿瘍)で, そのために白血球が増えたり, 炎症反応が高値を示しているのではないかということでした.

診察したところ, 痛みはなくて, 鼡径部にも異常を認めませんでした. 診断のため, 造影MRIを午後に撮像するようにオーダーしました.

12時半に自分の部屋に戻ってランチを摂りました.

午後の病院での仕事

13時半から病棟に上がって, 入院患者さんの処置や指示入力等を行いました.

15時過ぎに午前中にオーダーした造影MRIができたので, 外来に戻りました.

鼡径部の腸腰筋滑液包のMRI.
股関節の前方に白く描出される病変がありますが, その周囲は正常な筋肉で, 浮腫や炎症を示す所見(白くなる)はありません.

引用元:Hirji Z. Imaging of the bursae. J Clin Imaging Sci. 2011. 1.

MRIでは, 腸腰筋という筋肉の腱の周囲に液体の貯留を認めましたが, 周囲に浮腫や炎症を示す所見がないため, 膿瘍ではなくて, 単に滑液包に水(滑液)が貯まった状態と判断しました.

患者さんに, 化膿性病変ではないので, 手術治療は不要なことを説明して, 引き続き内科で検査を進めていただくように紹介元の病院に戻しました.

16時半から看護師, 理学療法士, 作業療法士, 社会福祉士と一緒に入院患者さんの回診を行いました. 入院患者さんは86人, 自分が主治医となっているのは47人でした. 3月には退院される患者さんが多くなる見込みです. リハビリの現在と将来の目標, 退院先・通院先等を検討しました.

17時過ぎに病院を出ました. 外に出ると空気が暖かく, クルマの外気温モニターは11 ℃でした.

手術後1周年

帰宅後, 昨夜のトレーニングで, 右膝の後方にあるハムストリングス筋を少し痛めたので, 今日はトレーニングはお休みしました.

18時過ぎに入浴して, 痛めた膝をよく温めました.

水尾あら搾り純米にごり酒を開けました.

夕食前に, 先週野沢温泉で買ってきた日本酒『水尾 あら搾り純米にごり酒』を開けることにしました.

昨年は, 開栓するまでのガス抜きに40分かかりましたが, 今日はなぜかガス抜きが早く進み, 30分くらいで開けることができました. どぶろく特有の酸味と甘みがありました.

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