羽田空港での手荷物預け入れ
今日はミラノへの移動日です.
朝6時過ぎに起きて, 朝食を済ませた後, こどもにクルマで駅まで送ってもらいました.
東北新幹線と山手線を乗り継いで浜松町へ移動して, 東京モノレールで10時半すぎに羽田空港第3ターミナルに無事到着しました. 大雪で遅延しなくてよかったです.
出発ロビーの右手にあるヤマト運輸の空港宅急便受取りコーナーで2日前に発送したスーツケース2個とスキー道具の入ったスポーツバッグ1個を受け取りました.

スーツケース2個とスキーバッグ1個を預けました.
すぐに間近のルフトハンザ航空のチェックインカウンターCに移動しました. チェックインは, 昨日自宅でオンラインで済ませていました. スマホでルフトハンザ航空アプリのチケット画面を見せて, 手荷物預かりの列に並びました. 国外に出かけるお客さんが多くて, 搭乗するフランクフルト行きの便は, ほぼ満席との前情報があり, 手荷物預け入れも大行列となりました.
手荷物を預け入れるまでに, 30分くらいかかりました. 先日のスキー道具運搬のやりとりを思い出して, 少し不安になりましたが, スキーバッグに関しては何のコメントもなく, 預け入れは完了しました.
レストランでできれば寿司を食べようと考えていましたが, 思ったよりも時間がかかったので, 昼食は出国審査後にフードコートで食べることにしました.
出国審査のゲートでは, カバンからバッテリーやパソコンを出さなくて済むようになっていました.
外貨両替
出国審査後にフードコートに行く途中, 右手にあった『SBJ銀行』さんで外貨両替をしました. いくらにするか迷いましたが, ユーロを1万円分, スイスフランを2万円分両替することにしました.
ユーロの為替レートは, 1ユーロが170.2977円で, 55ユーロになりました. 全部5ユーロ札でもらいました.スイスフランの為替レートは, 1スイスフランが183.9500円で, 110スイスフランになりました. 円安を実感しました.
このブログでは, 今後1ユーロを170円, 1スイスフランを184円と換算して表記します.

フードコートに移動して, 妻と二人できつねうどんをいただきました.

空は晴れ渡り, 絶好の飛行日和でした.
出発は定刻通りの12時35分で, 搭乗開始は12時5分からでした. 11時50分頃に搭乗ゲートに移動して, 順番を待ちました.
12時20分過ぎに搭乗して, 12時45分に離陸しました.
機内での過ごし方
飛行中はトラブルなく, 順調でした.
いつも飛行機に乗るときには, ドクターコール(「搭乗中のお客様の中で, お医者様がいらっしゃいましたら, 客室乗務員までお知らせ下さい」という呼びかけ)がないかどうか, ヒヤヒヤします. これまで, 国際線の機内では2回ドクターコールに遭ったことがありました. いずれも, 学会に出張する際の便だったので, 周りには同じ学会に出る全国の大学病院などから集まった顔見知りの整形外科医がたくさん乗っていました. そんなわけで, 語学が堪能などなたかが名乗り出るだろうと高をくくっていられました. 実際に, 飛行機内で遭遇する急病のほとんどは内科疾患なので, 整形外科医が活躍できるということはあまりありません.
幸い, 今回は, 行きも帰りもドクターコールには遭わずに済みました.
荷物を減らすために, 家からはスノーシューズ(『メレル』さんの『Thermo Rogue2 Boa Mid Gore-Tex』(2年前に購入したので, 現在は販売していません))を履いてきました.

なお, エコノミー席でしたが, 足元に余裕がある座席を予約していたので, 膝は伸ばせました.
スノーシューズだと, 機内で暑くなりそうだったのと, スキー場でランチの時にスキーブーツを脱いでリラックスするために,『SUBU』さんの『パッカブル』(公式HPには出ていないので, 生産終了のようです)を楽天市場で購入して持ってきました. 裸足でこのスリッパを履いていると丁度良い感じでした. 尚, サイズですが, 0, 1, 2, 3と4種類あり, 普段履いている靴が25.5 cmなので, 最初に1(25-26)を購入したのですが, つま先が当たったので, 2(26-27)に買い換えました.

いつも旅行に出かける時には, 行く先のことが書かれている本を持っていって, 道中にそれを読むことにしています. 11年前, イタリアに行く時には, 小説家井上ひさしさんの『ボローニャ紀行』を読みました. 今回は, 小説家新田次郎さんの『栄光の岸壁』にしました. 日本人として初めてマッターホルンの登頂に成功した登山家芳野満彦さんをモデルとした小説です.
出発前にiPad miniにダウンロードして持ってきました.
行きの機中では, 上巻を読みましたが, 凍傷で足を失ったり, 山で一緒だった友人や知人を亡くしたりと壮絶な前半でした.
フランクフルト空港のネズミ

フランクフルトには, 予定時刻より早く, 18時40分頃に到着しました. イタリアミラノのマルペンサ空港への乗り継ぎ便の出発は, 20時50分発だったので, 2時間近くあったため, フランクフルト空港内でドイツのソーセージをつまみにビールをいただこうと考えていましたが, 入国審査と空港内の移動(フランクフルト空港は動線がメチャクチャ長い)に考えていたよりも時間が取られて, 30分くらいしか余裕がなくなりました. しかし, 『Bistrot Snack Bar』さんというバーに行って, ドイツビールBECK’S PILSをグラスでいただきました. 500 mLで5.9ユーロ(約1.000円)でした.
ビールを飲みながらふと向かいのソファに目をやると, ちらちらと動く影がいて, よく見るとネズミでした. 生きたネズミを見るのは久々でした. ソファの隙間に住み着いているようでした. 日本のネズミと違って, 小さく, カヤネズミサイズでした. 一匹だけではなく, 何匹もいました. 急いで, ビールを飲んで, 出発ゲートに移動しました.
ミラノへの出発が遅延

タラップは凍っていました.
ミラノ行きの飛行機は, 20時20分に搭乗が開始されました. 運行会社は, ルフトハンザ航空ではなく,イタリアの航空会社エアドロミティでした. ターミナルビルから出て, バスに乗って飛行機まで移動しましたが, 外はとても寒くて, 飛行機のタラップの手すりやステップは凍っていました.
飛行機は, 20時50分発の予定でしたが, 出発時刻になっても動きません. いったんエンジンが点いたと思ったら, 停まってしまいました. そこで, メールが届いているのに気付きました. 今晩, ミラノのマルペンサ空港からホテルまでの移動をクルマでお願いしていた『Get Your Guide』さんというオプショナルツアー会社からでした.
ミラノでの宿泊は, 翌日電車でツェルマットに移動するため, ミラノ中央駅近くのホテルを予約していましたが, マルペンサ空港からミラノ中央駅までの移動をどうするか大分悩みました.

マルペンサ空港からミラノ市内へは114ユーロでした.
通常は, 電車(マルペンサエクスプレス)ですが, 22時が最終なので, ミラノに22時5分着の飛行機では間に合いません. シャトルバスは, 20分に1本程度で, 到着時刻によっては待たなければならないことが予想されました. タクシーは, 一律料金でしたが, スーツケース2個とスポーツバッグ1個を載せられる大型のタクシーがいるのかどうかが判りませんでした(11年前, ミラノに来たときに乗ったタクシーは, ほぼ全部がトヨタプリウスでしたので, スーツケースは1-2個しか詰めませんでした). そこで, 事前に3人分の荷物を運べる大型のクルマを配車していただくように予約を入れて, 料金(19,954円)も支払い済みでした.
メールの内容は, 迎えに来ているドライバーの名前でした. 名前からは中国系の方と推察しました. 到着便のコードと到着時刻を教えてもらいたいという文面だったので, すぐにメールで返信したのですが, この際にルフトハンザ航空のコード名と予定到着時刻である22時5分と記入しました. これが失敗だったのかもしれません. コードシェア便だったので, エアドロミティのコードを送るべきだったと後で反省しました.
その後, さっぱり動かない飛行機の中で30分以上待ちました. ビールを飲んだせいで, トイレに行きたくなってきましたが, 我慢しました.
結局飛行機が離陸したのは, 21時半過ぎで, 40分以上遅延しました. 遅延理由については, 何のアナウンスもありませんでした. 途中で, トイレを借りました.
マルペンサ空港でのお迎えが帰ってしまった

飛行機の遅延に対して, 営業終了時間に近いので, 対応できないと記載されていました.
ミラノマルペンサ空港に到着したのは, 22時50分でした. そこで, また『Get Your Guide』さんのサイト経由で送迎サービスの運営会社『Elife transfer』の担当者からメールが届きました(メールは30分前に発信されており, 機内では, フライトモードだったので, 受信できませんでした). 「営業終了時間が近いので, 変更はできません.」と記載されていました. あわてて, 飛行機が遅延して, 現在空港に到着したところだという旨をメールで送りましたが, 返信はありませんでした.
預け入れ荷物を受け取って, 23時過ぎに到着ロビーに出ましたが, 迎えのカードを持った中国系の人はいませんでした. 到着ロビーの出口が2カ所あったので, そちらにも行ってみましたが, やはり迎えは来ておらず, メールにあったとおりに23時で営業終了なので, 帰ってしまったのだと判断しました.
メールに記載されたホットラインに電話をしましたが, イタリア語の録音テープが流れるだけでした. イタリア人のいい加減さをまた思い知らされる羽目になりました.
結局タクシーで移動
ホテルまでどうやって移動するか, 一瞬目の前が暗くなりましたが, この時間だと移動手段は, シャトルバスの深夜便(最終は24時10分)に乗るか, タクシーに乗るかの2択しかありません.
タクシー乗り場を見に行くと, 以前ミラノに来たときにはなかったトヨタRAV4ハイブリッドのタクシーがありました. これならば荷物が積めそうだと判断して, それに乗りました.
45分ほどでホテルに到着しました. 道中の町並みは, 以前ミラノに来たときとあまり変わっていないように感じました. 料金は, 114 ユーロ(約19,380円)でした. カードで支払いましたが, ドライバーには, 重い荷物を運んでもらったので, 5ユーロ(約850円)のチップを5ユーロ札で払いました.

今回のホテルは, 『Booking.com』さんで予約していた『ホテル カノーヴァ』さんという三つ星ホテルでした. 『Booking.com』さん自体の評判が今ひとつだったのと, 11年前にミラノに来たときに, ホテルがダブルブッキングされていて, 予約したホテルに泊まれなかった(系列のホテルには宿泊できましたが, 土砂降りの雨の中を移動しなければならなかった)ことがあったので, レセプションでは予約が入っているかどうかドキドキしました.
しかし, 予約トラブルは杞憂に終わり, 無事にチェックインを済ませて, 客室に入ったのが0時20分でした.
気疲れしたので, すぐにシャワーを浴びて, 寝ました.
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