午前の病院での仕事
今朝も冷え込みましたが, 雪は積もっていませんでした. 家の前の水たまりは凍っていました.
通常通りに出勤しました. 道路に雪はなく, いつもの通勤路を通りました.
病棟に上がって, 昨日手術が行われた患者さん2人の経過について, 夜勤の看護師さんから報告を受けました. お二人とも問題なく経過されていました. また, 夕方入院した大腿骨転子部骨折の超高齢の患者さんも, 認知症があったので, 夜間暴れていないかと心配していましたが, 静かに過ごされていました.
後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました.
8時半に外来に降りて, 22人の患者さんの診療を行いました. 診療の合間に, 昨日入院された大腿骨転子部骨折の超高齢の患者さんの血液検査の結果を確認しました. 血液中のカリウムは, 5.8 mg/dLと昨日の6.0 mg/dLよりも少し低下していました. しかし, 血色素量(ヘモグロビン値)が7.5 g/dL(基準値は, 12.1〜14.5 g/dL)と貧血が進んでいたため, 輸血することにしました. 血色素量とは, 血液中に含まれるヘモグロビンの量を示し, ヘモグロビンは赤血球に含まれる鉄を含むタンパク質です.
また, 血液中のクレアチニン値が1.76 mg/dLと昨日の1.17 mg/dLよりも増加していて, 腎臓の機能低下が進んでいることがうかがわれました.
輸血すると, 輸血製剤の中のカリウムも一緒に体内に入るので, 血液中のカリウムがまた増加する危険性があります. このため, 透析などの最善の治療を希望するのであれば, 透析が出来る病院に転院していただく方が良いことを説明する必要があると判断して, ご家族に来ていただくことにしました.
12時半に外来診療を終えて, 病棟に上がりました.
3週間前に糖尿病と癌の治療中で下肢深部需要脈血栓を合併したために他の病院に転院していただいた大腿骨転子部骨折の患者さんが, 転院先で下大静脈フィルターを入れられた後に骨折の手術を受けられて, リハビリテーションのために当院にもどって来られたので, 様子を見に行きました. 手術後, 痛みはなく, 股関節を動かせるようになっていました.
13時過ぎに自分の部屋に戻ってランチを摂りました.
午後の病院での仕事と最多入院数の更新
14時前に, 昨日入院された慢性腎臓病を合併した大腿骨転子部骨折の超高齢患者さんのご家族が来院されました.
昨日と本日の血液検査の結果をお渡しして, 腎臓の機能障害があって, 高カリウム血症があること, これから輸血するので, 高カリウム血症が悪化しうること, 悪化した場合には心臓が止まる心停止を生じうること, 治療には透析が必要となる可能性があることを説明しました. 悪化した場合には, 寿命と考えて当院でお看取りするのでよいか, あるいは透析ができる病院に転院するのかを明日までに決めていただくことにしました.
今日の午後は, 救急車も来ず, 平穏でした. 1月6日に出勤するまでの入院患者さんの指示を電子カルテに入力するのに費やしました.
16時半から後輩医師と一緒に夕方の病棟回診を行いました. 入院患者さんは94人, 自分が主治医となっているのは50人となり, 整形外科の最多入院数をまた更新しました.
今年は, 新型コロナの感染も拡がっていないので, ご希望される入院患者さんには, 年末年始に自宅への外泊を許可しています. しかし, 今のところ外泊希望の患者さんは2人しかいません. 年末までに退院を予定している患者さんも10人程度の見込みなので, 例年にもまして多くの患者さんが病院で年越しされる見込みです.
17時過ぎに病院を出ました. 気温はやや高めで, 車の外気温モニターは5 ℃でした.
年賀状作成
今日と明日の2日で年賀状を作成する必要があります.
帰宅後, 『ソースネクスト』さんの年賀状作成ソフト『宛名職人』で年賀状を作成し始めました.
まずは, 欠礼ハガキのデータを住所録に入力しました. 今年で年賀状を止めるという御連絡もいただいていたので, それも住所録に入力しました. その結果, 昨年220枚だった年賀状は, 190枚に減りました.
次に, ソフトで裏面をデザインしました.
実は, 土人形や張り子などの郷土玩具を学会や旅行などでその土地を訪れたときに購入してコレクションしています. 例年は, 収集した干支の民芸品の写真を撮って, 年賀状に使っていました. 昨年は, 自分の干支である辰の伏見人形を京都の『丹嘉(たんか)』さんで購入して, 自分で写真を撮って載せました.
今年はマッターホルンのフリー写真を載せることにしました. ゴルナーグラート展望台からマッターホルンが見える写真にしました. 還暦と定年を迎えて, 正月をスイスで過ごしていることを添え書きしました.
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