手術日+191日目 2024/9/6(金)

午前の病院での仕事

今朝は薄い蜘蛛手覆われていましたが, 陽射しがありました.

通常通りに出勤しました.

病棟に上がって, 昨日手術された患者さんの経過を見ました, 問題なく経過されていました.

8時から後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました. 新型コロナの患者さんは1人のままで, 感染の拡大はありませんでした.

回診後, 講堂に移動して, 来週予定している手術のカンファランスを行いました. 来週は3件の手術を予定しています.

外来に降りて, 31人の患者さんの診療を行いました. 診療中に, 整形外科クリニックから腰椎圧迫骨折の患者さんがいて, 入院での加療を希望されているので, 紹介しても良いかという連絡があり, 受け入れ可能であるとお返事しました.

外来の合間に, 昨日入院した統合失調症のある大腿骨転子部骨折の患者さんの血液検査の結果を確認しました. 昨日よりも貧血が進んでいて, ヘモグロビン値が6 g/dL台に低下していたので, 濃厚赤血球液を輸血するようにオーダーを電子カルテに入力して, 血液製剤を発注しました.

12時半に外来診療を終えて, 自分の部屋に戻ってランチを摂りました.

午後の病院での仕事

13時に外来に戻って, 午後に日帰りで手術を受ける患者さんに麻酔と手術の説明を行いました.

午前中に連絡のあった, 腰椎圧迫骨折の患者さんも来院されました.

脊椎の圧迫骨折は背骨の椎体の前方部分(前壁)が骨折して, 潰れた状態です.
一方, 破裂骨折は椎体の後方部分(後壁)にも骨折が及んでいます.
椎体後壁は, 神経の通る脊柱管の前方部分を構成しているので, 破裂骨折では折れた骨の破片(骨片)が脊柱管に突出して, 脊髄を損傷する危険性があるので, 両者は厳密に区別する必要があります.

引用元 Magnusson E. Classifications In brief: The thoracolumbar injury classification. Clin Orthop Relat Res. 2018. 476.

画像検査の結果を見たところ, 第1腰椎が潰れていて, 圧迫骨折(上図A)ではなく, 破裂骨折(上図B)でした. 腰痛を感じてから3週間が経過していましたが, 徐々に潰れたようです.

脚に麻痺がないことを確認しました. その後, 骨粗鬆症の検査を含む入院前の検査, コルセットの作成予約, 入院後の指示等を電子カルテに入力しましたが, 1時間弱かかりました.

14時に手術部に移動しました. 後輩医師が化膿性肩関節炎後の二次性変形性肩関節症の手術を行っていたので, その様子を観察しました. 今日は, 上腕骨の解剖頸で骨頭を切除して, 抗菌薬を混ぜた人工肩関節の形状をした骨セメントスペーサーを上腕骨に差し込む手術でした.

15時から自分の執刀で, 日帰り手術を行いました. 予定通り30分で終了しました.

外来に戻って, 手術後の患者さんに手術後の説明を行いました. また, 午後にMRIの撮像を予約していた患者さんに, MRIの結果を説明しました.

16時半から, 看護師, リハビリスタッフ,管理栄養士, 社会福祉士と一緒に病棟回診を行いました. 入院している患者さんは70人, 自分が主治医となっているのは29人でした. 回診中, 貧血のあった統合失調症を合併した大腿骨転子部骨折の患者さんは, 輸血が行われていました.

今日は, ノー残業デイだったので, 定時で病院を出ました.

夜のひととき

今日は, こどもが夏休みをとっていて, 日中妻と一緒にカフェにランチに行ったようです. その後, カフェの近くの道の駅で夏野菜を購入してきたとのことで, 夕食はこどもが作ってくれたゴーヤチャンプルと空心菜のニンニク炒めでした. ゴーヤは, 頑張って塩洗いしたとのことで, 苦みが減って, 軟らかくなっていました.

夜は, ネトフリで韓国ドラマ『となりのMr. パーフェクト』の第3話を見ました. 今までのところ, ラブもミステリーもありませんが, 幼なじみの2人の過去の理想と現在のリアルが坦々と描かれているだけですが, 刺さる台詞に引き寄せられます.

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