死亡診断
今日は, 青空が広がり, 朝日がまぶしく暖かな朝でした.
病院に着いて, 医局で出退勤システムに出勤の入力をしていたところ, 昨日当直だった外科の医師から, 整形外科に入院中だった患者さんが, 先ほどお亡くなりになられたことを告げられました.
早速病棟に上がって確認したところ, 数週間前から腰の骨の病気による腰痛で整形外科に入院されていた患者さんが, 7時過ぎに亡くなられていました. 元々, 他の病院の外科で癌と診断されていらっしゃって, 癌性胸膜炎と腹膜炎(癌細胞が肺を包んでいる胸膜や胃腸などの腹部の内臓を包んでいる腹膜に散らばるように広がって, 炎症を生じた結果, 胸水や腹水が溜まっている状態)を合併されていて, ご家族には死期が近いことが説明されていた患者さんでした. 後輩医師が死亡診断書を作成していました.
死亡時刻の確認と時計
医師という仕事上, 患者さんが亡くなられた場合, 死亡診断をします. 整形外科では, 亡くなる患者さんは少なくて, 自分が死亡診断をするのは年間10人以下ですが, 最近は, 90歳を超える超高齢の患者さんが増えていますので, 自分が医師になった30年以上前よりもずいぶんと増えました.
死亡を確認した後, 死亡時刻を患者さんのご家族に告げて, 死亡診断書に記載する必要がありますので, 正確な時刻の把握が必要です. 以前は, 正確な時刻を把握するために, 毎日腕時計の時間を合わせていましたが, 今では, 電波時計, あるいはスマホやスマートウォッチがあれば, 電波やGPSを介して正確な時刻が時計に反映されるので, 時計の時間を合わせる必要がなくなりました.
現在では, 時刻はスマホで確認するので, 腕時計を持たないという人も多くなりました. 他の医師はどうしているのかは判りませんが 自分としては死亡時刻の確認をポケットから取り出したスマホの画面を見て行うのは許容しがたいので, 腕時計で死亡時刻を確認することを継続してきました.
昨日のブログにも書いたのですが, 今週は腕時計が壊れてしまって付けていないので, 腕時計がついに壊れたと判断した昨日以降, 早く新しい腕時計を購入しなければと焦りました. と言うわけで, 新しい腕時計をどれにするかについて, 今日の朝3時過ぎまで検討して, 『Amazon』さんで発注した次第です.
今回は, 老眼に優しい, ディスプレイが明るく大きいことを重視して, 『ガーミン』さんのForerunnner 965にしました.
亡くなられた患者さんに哀悼の意を表した後, 後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました. 昨日手術された2人の患者さんは, いずれも手術後の経過に問題なく, 朝食を摂られていました.
午前の病院での仕事
外来に降りて, 29人の患者さんの診療を行いました. お昼前頃に, 昨日まで何でも無くて, 朝起きたら足が腫れて痛くて歩けないという20歳代の男性患者を収容できるかという問い合わせの電話が救急隊から入りました. 病状からは, 痛風発作が疑われました. 午後に手術を予定していたのと, 緊急の処置や手術を要する病状ではなかったので, 手術後まで診療を待てるのであれば引き受けますと返答したところ, 他の病院に当たるとのことでした. 初夏から盛夏の時季は, 20-30歳代男性の初めての痛風発作の患者さんが増えます.
11時半に外来診療を終えたので, 来週予定している手術について, 金曜日の朝の手術前カンファランスで発表するためのスライドを作成しました.
12時半に自分の部屋に戻って, ランチを摂りました.
午後の病院での仕事
13時半前に, 今日の午後予定していた骨折の患者さんの手術のために, 手術部に移動しました. 数年前に大腿骨転子部骨折を受傷して, 当科で手術療法を行ってから, 私が外来で骨粗鬆症の治療を継続して行ってきた患者さんでした. 研修中の後輩医師が執刀しました.
1時間半で手術が終了して, 15時半に病棟に上がって, ご家族に手術が無事終了したことを説明しました.
その後, 入院している患者さんの今日の検査結果のチェックや, オーダー入力などを行いました.
16時半から夕方の病棟回診を行いました. 入院患者さんは70人, 自分が主治医となっているのは30人でした.
17時半前に病院を出て, 帰宅しました. 久々に気温が高めで, 湿度が低く, 爽やかな夕方でした.
トレーニング
寝不足だったので, 心拍数が上がるエアロバイクはお休みして, 筋力トレーニングだけにしました.
入浴後, 妻が夕食に餃子を作っていたので, 皮を包む作業を手伝いました.
夕食後, リビングで1時間ほど眠ってしまいました. 22時前に起きて, 今日のブログ記事を書きました.
新しい腕時計は, 明日届く予定ですので, 楽しみなのですが, 明日中に腕時計で時刻を確認する事態が起きないことを祈っています.
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