手術日+27日目 2024/3/26(火)(キズの痛みがほぼ解消)

午前の病院での仕事

朝から雨が降り続き, 少し肌寒いスタートになりました.
8時に病棟へ上がり, まずは朝の回診へ.
昨日, 耕運機に足を巻き込まれて手術となった患者さんは, 夜間も安定しており, 痛みもやや落ち着いた様子でした.

朝のカンファランスを経て外来へ移動し, 午前中は36人を診療.
13時過ぎ, ようやく自室に戻って昼食をとりました.

午後の病院での仕事

午後の外来は9人を診察.
15時, 病棟に向かおうとエレベーターホールに出ると, 窓の外は雨から雪へ.
予報通りの天気の変化でした.

病棟では, 昨日手術した患者さんの処置や入院患者さんへの指示を出して, 夕方の回診へ.
私が担当している患者さんは27人, 入院患者さんは81人でした.

定時で病院を離れ, 今日も院外事務所で業務の続き.
外気温は4 ℃. 車や地面にはうっすら雪が積もっていましたが, 路面は溶けており安全に移動できました.
19時半まで作業し, 帰宅しました.

右脚の状態

手術からまもなく4週間.
外側広筋を切開した部分の痛みはほとんど消え, 筋肉の回復を実感しています.

傷ついた筋肉が再生するまでの経過.
受傷後1日(INJURY-1 DAY)では, 死んだ筋組織が認められます.
受傷後2日(INFLAMMATION-2 DAYS)では, 紫色の核を持った炎症細胞が多数認められます.
受傷後5日(REGENERATION-5 DAYS)では, 再生した新しい筋線維が増え始めます.
受傷後10日後(GROWTH, REMODELING, MATURATIO-10/20 DAYS)では, 筋構造がほぼ再生していますが, ほとんどの筋繊維の細胞核は中央に位置してます.
さらに筋線維の肥大による断面積の増加と核の周辺への移動が強調され, 筋組織の成長と成熟が進みます.

引用元:Forcina L. Mechanisms regulating muscle regeneration: Insights into the interrelated and time-dependent phases of tissue healing. Cells 2020. 9.

筋損傷は, おおよそ以下の経過で治癒します.

  • 受傷1日目:破壊された筋線維が確認される
  • 2日目(炎症期):炎症細胞が集まり, 修復の準備が始まる
  • 5日目(再生期):新しい筋線維が増え始める
  • 10〜20日(成熟期):筋構造がほぼ再生し, 筋線維は成長と成熟の段階へ

外側広筋もまさにこのステップを踏んでおり, 筋膜と皮下組織の滑走性が回復してきたため, 股関節や膝を動かしたときの“引きつれ感”はピーク時の1割程度まで軽くなりました.
右側を下にして寝ても, もう痛みはほとんどありません.

脚に体重をかけ始めるタイミングは, X線写真やCTで骨癒合をしっかり確認してからの予定です.

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