手術日+20日目 2024/3/19(火)(骨折後初の日本酒)

午前の病院での仕事

今朝は雪が降ったため, 少し早めに家を出ました.
病院にはいつも通り出勤し, 朝の病棟回診を終えたところで, 後輩医師から
「先生、明日はお休みなので, 今日手術後の写真を撮ります」
と声をかけられました.

カンファレンスを終えて外来に下り, 午前中は40人の患者さんを診療.
13時過ぎには, 救急隊から
「受け入れ可能か」
との問い合わせがあり,
「受け入れ可能」

と返答しました.

午後の病院での仕事と大腿骨転子部骨折の急患

13時15分ごろ, 自室に戻って昼食を取ろうとした矢先, 先ほどの救急車が到着したとの連絡.
急ぎ5分でランチを済ませ, 救急外来へ向かいました.

大腿骨転子部・転子下骨折のAO/OTA分類.

搬送されてきたのは, 95歳を超える超高齢の大腿骨転子部骨折の患者さん.

検査のオーダーを終えると, すでに14時. 午後の外来診療が始まる時刻でした.

午後の外来では6人の患者さんを診療し, その合間に救急患者さんのご家族へ, 病状・入院・輸血・手術について約30分かけて説明しました.
一連の手続きを終えると, 時計の針はすでに16時を回っていました.

手術から3週間後の経過

ようやく自分のX線撮影に行く時間ができ, 放射線部で股関節のX線を撮影してもらいました.

結果, 体内の固定材料の位置に変化はなく, 大腿骨頚部の短縮も認められません.
よく見ると, 骨折線に沿って白い新生骨の陰影がわずかに見え, 骨癒合の兆しを感じさせます.

さらに夜の病院での仕事

16時半には病棟へ上がり, 人工呼吸器を使用している患者さんの機器調整を行いました.
続いて夕方の病棟回診. 現在の入院患者数は81人で, そのうち私が主治医を務めているのは27人です.

17時からは病院経営会議があり, 2月期の収支報告などの説明を受けました.
会議後, 再び病棟に戻り, 今日入院した患者さんと転院してきた患者さんの状態を確認し, それぞれに指示を出しました.
すべて終えたのは19時前. ようやく帰宅の途につきました.

およそ4週間ぶりの日本酒

明日は久しぶりの休み. 手術から3週間が無事に経過したこともあり, 久々に日本酒を開けました.

手取川 純米吟醸 無濾過原酒 石乃果

いただいたのは, 石川県白山市・吉田酒造『手取川 純米吟醸 無濾過原酒 石乃果』.

石川県産の酒造好適米「石川門」を使用した限定600本の希少酒で, 金沢に行った際に馴染みの酒屋『みの川』で購入した一本です.
ふくよかな旨みと柔らかな甘みがあり, 優しい余韻を残す一本でした.

夕食後は, いつも通り筋力トレーニングと超音波骨折治療を行い, 一日を締めくくりました.

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