手術日+2日目 2024/3/1(金)(超音波骨折治療開始)

手術の翌々日の状態

起床すると, 右大腿部は前日よりさらに腫脹し, 股関節や膝関節を動かす時に強い痛みを感じました.

出勤のためクルマに乗り込む際は, 右手を大腿下に差し入れて脚を持ち上げる必要がありました. ただしアクセル・ブレーキ操作時の痛みは軽度で、運転そのものには支障はありませんでした。

午前の病院での仕事とお見舞い

8時から病棟回診を行い, その後は43名の外来患者さんを診察. 馴染みの患者さんから「お大事に」と声をかけていただいたり, 差し入れのお茶をいただいたりと, 温かい励ましに力づけられました.

ランチ後には, スキー仲間でもあるK先生(整形外科の先輩)が病院までお見舞いに来てくださり, 「来シーズンはまた一緒に滑ろう」と約束しました.

午後の病院での仕事

午後, 新規の患者さんが1人いらっしゃったので, 外来で診察しました.

空き時間をねらって, X線透視室へ. 手すりにつかまり, ジャンプしてX線透視台に載って, X線透視で自分の右大腿骨に『Femoral Neck System』が入っているのを確認しました. 

昨日借りた超音波骨折治療器『アクセラス』を使うため, 骨折した大腿骨頚部の骨折線の上にあたる皮膚に油性ペンで線を引きました.

16時から, 毎週金曜日に行っている患者さんの問題点を多職種(医師, 病棟リーダー看護師, 特定行為看護師, リハビリスタッフ, 医療ソーシャルワーカー, 管理栄養士)で共有しながら確認して, 目標を立てるための回診を行いました. 入院患者さんは74人, 自分が主治医となっているのは24人でした.

夜も仕事

17時過ぎに病院を出て, 夜は病院外の事務所で2時間の業務. 松葉杖姿で現れると, 職員の方々が椅子を引いたりコーヒーを持ってきてくださり, 普段にはない歓迎を受けました。

ブログを始める決意

お見舞いにいただいたうな重
夕食は, お見舞いでいただいたうな重と『サントリーオールフリー』をいただきました.

20時前ごろ, 帰宅しました. 

夕食は, K先生にいただいたうな重とノンアルコールビール. 帰宅後x, 「整形外科医が自ら大腿骨頚部骨折を受傷・手術したケースは希少であり, この経験を共有する意義がある」と考え, ブログ執筆を決意. 『WordPress』の操作を調べつつ, テレビドラマ『不適切にもほどがある!』を観ながら記事を書き始めました。 

超音波骨折治療を開始

寝る前に, 昨日借りた超音波骨折治療器『アクセラス』による最初の超音波骨折治療を行いました.

超音波骨折治療器アクセラスの箱の中身
『アクセラス』の箱の中には, 治療器本体(中央上), 充電器と予備の充電式単三電池(右上), 体に当てるプローブ(端子)(右下), ゼリー(左上), 治療中にプローブがズレないように皮膚に固定するストラップ(左下)が入っています.
超音波骨折治療器アクセラスを当てるための皮膚マーキング
昼間X線透視で見ながら, 骨折線に一致した線を皮膚上にマーキングしたところに超音波が当たるように, プローブ固定ストラップを巻き付けます
超音波骨折治療器アクセラスでの治療中
ゼリーを塗ったプローブをストラップで皮膚に固定して, 超音波骨折治療器の電電を入れると, 自動で治療が始まって, 20分経つと自動で終了します.

今日の午後にマーキングした部位にゼリーを塗った後, 『アクセラス』のプローブを密着させて, ストラップで固定. 電源を入れると自動で20分間の治療が開始されます.

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