手術日+180日目 2024/8/26(月)

午前の病院での仕事

今朝は曇り空でした. 台風10号が近づいてきていますが, 進路が大分西に曲がったせいで, 明日, 明後日に上陸の予想が今週後半にズレるようです. 今週の土曜日には, 当地で複数の大学合同の研究会があるのですが. 西日本の大学からも参加していただく予定ですので, 天気と交通障害が心配です.

先週の金曜日の夜は, 当院が整形外科の救急輪番で, 高齢の大腿骨転子部骨折の患者さんが2人入院したと一昨日の祝賀会の席で後輩医師から聞いていたので, 早めに出勤しました.

7時半過ぎに病棟に上がって, 電子カルテを確認しました. 大腿骨転子部骨折のお二人ともに, 経過に問題はありませんでした. 8時から後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました. お二人ともベッドを背もたれに起き上がって, 独りで朝食を摂っていらっしゃいました.

回診後, 講堂に集まって, 朝礼を行いました. その後, 幹部ミーティングを行いました. 幸い, 入院している新型コロナの患者さんは, みな隔離期間を終了して, 現在はゼロとのことでした.

外来に降りて, 10人の患者さんの診療を行いました. 10時半過ぎには外来診療が終わったので, 4週間ほど前に入院した統合失調症のある新型コロナと肺炎を合併していた大腿骨転子部骨折の患者さんの検査結果を確認しました. 胸部CTを撮像した結果, やっと肺炎が改善していたので, 来週手術を行うことになりました.

12時半に自分の部屋に戻って, ランチを摂りました.

上腕骨顆上骨折と橈骨遠位端骨折の手術

13時半に手術部に移動して, 10日前に上腕骨のひじ関節に近い部分(上腕骨顆上部)と手首の骨(橈骨遠位端部)の2カ所を同時に骨折された高齢の患者さんの手術を行いました.

後輩医師に執刀してもらいました. 最初に体を横向きにした状態で, 上腕骨顆上骨折の方をチタン合金製の板(プレート)とネジで固定した後, 体を仰向けにして, その後に橈骨遠位端骨折の方も同様にプレートとネジで固定しました.

引用元 新見. 高齢者の上腕骨遠位端骨折に対するA.L.P.S. Elbow Plateの使用経験. 整形外科と災害外科. 2017. 66.

上腕骨顆上骨折の方は, ひじ関節のすぐ内側を通っている神経(尺骨神経しゃっこつしんけい)がプレートとぶつかったりこすれたりしないように, 最初に神経の周りを剥がして, 持ち上げるようにしてプレートを骨にあてがうスペースをつくる必要があるのと, 上腕骨の内側と外側または後ろ外側の2箇所にプレートを当てる必要があるので, 時間がかかりましたが, 予想手術時間は3時間半くらいと見込んでいましたので, ほぼ見込み通りでした.

予定通りに17時に手術を終えて, 家人に無事に手術が終了したことを説明して, 来週後半には退院できる見込みであることを伝えました.

夜も仕事

17時を過ぎていたので, 夕方の病棟回診は行わずに, 今日中にしておかなければならない病棟の仕事を片付けて, 17時40分過ぎに病院を出ました.

薄曇りで, 少し蒸し暑さを感じましたが, 暗くなるのが早くなって, 虫の声も大分大きく聞こえるようになりました.

病院外の事務所に出かけて, 18時から20時過ぎまで事務作業を行いました. 今日は, 先輩医師や後輩医師や, 同級生には会えませんでした. コーヒーを飲みながら, お菓子で空腹を満たして, 今月の分の仕事を終えました.

手術から半年経過後の状態

20時半過ぎに帰宅しました. こどもがまだ帰っておらず, 妻は済ませていたので, 独りで夕食を摂りました.

21時を過ぎてもこどもが帰宅しないため, 妻が電話を掛けましたが, 職場でずっと残業をしていたそうです. 22時過ぎに帰宅して, 夕食を摂っていました.

自分が大腿骨頚部骨折を2月に受傷してから, ついに半年となる180日目を迎えました. 今のところ, 座っていたところから歩き出しに少し右脚の付け根に違和感とごく軽い痛みを感じることがありますが, 歩行中はあまり感じません. 右の股関節の曲がり(膝を抱え込む方向の動き)は, まだ左寄りも若干硬くて, 頑張って深く曲げると, やはり右脚の付け根に詰まった感じと軽い痛みを感じます. 今週中に空き時間を見つけて, 久々にX線写真とMRIを撮ってもらうつもりです.

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