手術日+666日目 2025/12/25(木)(パニック値)

午前の病院での仕事と大他骨転子部骨折の急患

昨晩の雨は上がり, 朝の気温は8 ℃とこの時期としては高め.
出勤途中は深い霧に包まれ, 視界は真っ白でした.

8時から朝の病棟回診.
昨日, 肋骨骨折で入院されたパーキンソン病の高齢患者さんは, 痛みも落ち着き, 朝食を召し上がっておられました.

8時半に外来へ.
午前中は39人の患者さんを診療.

10時過ぎ, 高齢者施設から連絡.
入所中の前期高齢者が転倒し, 大腿部痛で立てなくなったとのことでした.
すでに複数の病院で受け入れを断られている状況で, こちらも予約が詰まっていましたが, 外来終了後まで待っていただくことを条件に受け入れることに.

12時過ぎに診察.
大腿部は腫脹し, 下肢は内旋位.
予想通り, X線写真で大腿骨転子部骨折と診断しました.
心房細動と脳梗塞の既往があり, 抗凝固療法中.
出血による貧血が強く懸念されました.
ご本人とご家族に輸血の説明を行い, 入院前検査をオーダーしました.

パニック値報告

13時半前, 昼食を摂り始めたところで検査室から電話.
ヘモグロビン値 6.0 g/dL.
「パニック値です」
との報告でした.

パニック値とは, 生命に危険が及ぶほど著しく異常な臨床検査値のことで, ただちに治療を開始すれば救命できる可能性があり, 検査室から医師へ緊急連絡され, 迅速な対応が求められる値です.

パニック値の一覧.

引用元;臨床検査「パニック値」運用に関する提言書 2021 年 12 月 25 日 一般社団法人 日本臨床検査医学会.

抗凝固療法中の骨折で, 骨折部から相当量の出血があったのでしょう.
昼食を中断し, 直ちに輸血用血液製剤を手配しました.

午後の病院での仕事

14時に外来へ戻り, 午後は8人を診療.
15時半に外来を終え, その後は病棟業務.
年末年始休業期間に向けた指示を電子カルテに入力しました.

16時半から夕方の病棟回診.
大腿骨転子部骨折の患者さんは輸血が開始され, 血圧は130 mmHg台と安定.
ただし, 手術が年内に可能かどうかは微妙な状況です.

入院患者さんは73人, そのうち33人を主治医として担当しています.

17時過ぎに病院を後に.
一日中雨で, 各地のスキー場も融雪が進んだ様子.
週末に滑れるのか, 心配です.

トレーニング

帰宅後, 今日はVO2 Max 4分 x 4本のインターバル.
心拍数が160 回/分を超えて, かなり苦しかったですが, ペダルを力強くこぎ続けて, 何とかやり切りました.

クリスマスディナーがお寿司

今晩は, なぜかお寿司.
仙令平庄』のクリスマスパーティー用の寿司盛り合わせでした.
普段, 炭水化物は朝食だけにしていますが, トレーニング後は, 炭水化物を摂ってもいいことにしています.

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