午前の病院での仕事と皮膚瘻孔の患者
今朝も雨模様でした. 昨晩も涼しく, エアコンは使わずに寝ました. 予想最高気温は, 昨日より上がる見込みでしたが, 猛暑日にはならない予報でした.
朝, 起きがけに左のふくらはぎの筋肉(腓腹筋内側頭ひふくきんないそくとう)が攣って, 痛めました. 歩くと痛みがあるので, ゆっくりと歩きました.
通勤路は, 大分空いていたので, いつもより速く病院に到着しました.
8時前に病棟に上がりました. いつもは階段をつかっていますが, 朝攣った腓腹筋の痛みが残っていたので, エレベーターを使いました.
昨日, 後輩医師の執刀で昨日手術が行われた患者さん2人(足関節距骨の離断性骨軟骨炎の小学生に対する関節鏡下ドリリング, 両側変形性膝関節症の中高年に対する両側同時人工膝関節全置換術)の手術後の経過を確認しました. お二人ともに問題なく経過されていました.
8時から後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました.
8時半過ぎに外来に降りて, 14人の患者さんの診療を行いました. お盆に入ったので, 予約の患者さんはすくなかったです.
新規の患者さんが紹介で2人来られました. 1人は手に腫瘍ができた小学生でした. まだ低学年なので, MRIが撮れるかどうか, 心配したのですが, 撮像してみることにしました.

a 膝蓋骨骨折手術前のX線写真前後像 b 側面像.
c 手術後のX線写真前後像, d 側面像. 縦に鋼線を2本平行に刺し混んだ後, その鋼線を取り巻くように軟鋼線を8の字を描くように巻き付ける.
e 骨折治癒後, 鋼線を除去した後のX線写真前後像, 側面像
もう1人は, 6年前に当科で膝蓋骨骨折に対して, 膝蓋骨に針金(鋼線こうせん)を刺し込んで, その周りを柔らかい針金(軟鋼線なんこうせん)で巻いて固定するtension band wiring法という手術を行った患者さんでした. 手術後, 施設に入られたため, 受診されていませんでしたが, 手術した方の膝を痛がるということで, かかりつけの内科の医師から紹介されて来られました.

膝を見ると, 膝の前方に孔(瘻孔ろうこう)が2箇所開いていて, そこから少量出血している状態でした. 膝蓋骨に入れた鋼線の先端が皮膚を突き破って出ている状態と診断しました. 持病として, 2型糖尿病がありましたが, 幸い, 細菌感染はまだ生じていないようでした. 今日の午後に臨時手術として, 針金を抜き取る手術を行うことにしました.
手術前の検査をオーダーして, 手術室と交渉した結果, 13時から手術を行うことになりました.
手に腫瘍がある小学生のMRIが撮れたので, 確認しました. ほぼ脂肪成分であり, 血管も一部で認められたことから, 血管または脂肪の良性腫瘍と判断しました. しばらく外来で経過を観察することにしました.
12時半に自分の部屋に戻ってランチを5分でいただきました.
午後の病院での仕事と骨内異物除去術
13時前に手術部に移動して, 13時過ぎから手術を行いました.
予定通り, 膝蓋骨に入っていた, 鋼線と軟鋼線を抜き取りました. 内部も見ましたが, 細菌感染はまだ生じていませんでした. 皮膚に開いた孔は切り取って, 皮膚を縫合しました.
明日, キズの手当のために受診していただくように予約しました.
15時過ぎからは, 来週手術を行う患者さんのカンファランスに使うスライドを作成しました. 来週は6件の手術を予定しています.
16時半から後輩医師と一緒に夕方の病棟回診を行いました. 入院患者さんは82人, 自分が主治医となっているのは36人でした.
17時過ぎに病院を出ました. 雨はすっかり上がって, 晴れていました.
芝刈り
庭の芝生が伸びていたので, 17時半過ぎから芝刈りを行いました. 先日, 庭でネコのうんちが落ちていましたが, 今のところ再犯は免れているようです. しかし, 雨が降ったので, 木酢液の効果はなくなって, またやられるかもしれません.
18時過ぎからエアロバイクを1時間漕ぎました. エアロバイクから降りるときに, 朝痛めた腓腹筋がまた攣りそうになったので, 慎重に降りました. すぐにツムラ芍薬甘草湯を内服しました.
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