バスの予約
7時前に起床して, 外を見ると, 天気予報通りに晴れていて, 陽射しがありました. 登山ウエアを着た後, 食堂で朝食をいただきました. ボリュームたっぷりで, お腹がいっぱいになりました.
乗鞍畳平までの往復のバスは予約制だったので, 部屋に戻ってから改めて予約のメールを確認しました. 行きは9時30分に乗鞍観光センター発で, 帰りは14時5分でした. 乗鞍観光センターから畳平までは1時間弱かかります. 登山スケジュールを改めて考えてみたところ, 10時半に登山を開始して, 登り1時間半, 下り1時間, 休憩1時間の3時間半だとすると帰りのバス時間がギリギリになると判断しました. そこで, バスの予約を取り直せるかどうか確認しました. 登りのバスは, 11時発を除くと既に満席だったので, 出発を8時半に早めることは断念しました. 次に, 帰りを15時35分発(最終バス)に変更できるかどうか検索したところ, 空き席が4つあったので, 予約を取り直しました.
この予約の取り直しの際に, 予約していた14時5分の帰りのバスをキャンセルした(キャンセルは, 手数料100円がかかりますが, バスの発車時刻前まで可能です)のですが, よく確認してキャンセルボタンを押したはずが, なぜか9時30分のバスをキャンセルしてしまい, 慌てて再度9時30分発のバスを予約し直しました. 発車オーライネットを利用する場合は, 注意した方がよいです.
ホテルを9時に出ました. 宿のマスターに, 来年の乗鞍のヒルクライムレースに来ますと告げて, 8月最終週の土日の予約を入れました. 毎年, ヒルクライムの週末は予約がもう入っているんだけどと言われましたが, 何とかとれました.

9時半発のバスは5台でした.
9時過ぎに乗鞍観光センターのシャトルバス乗り場に行くと, すでに受付が始まっていました. いったんキャンセルして再度予約し直したので, 大丈夫かどうか心配しましたが, 予約は入っていました.
駐車場にはロードバイクでヒルクライムに備える方が多数いました.
畳平に
予定通りに9時半にバスは発車して, 途中で乗り込むお客さんもいて, 停留所に止まりながら, 10時半前に畳平に到着しました. 途中, 昨日自転車で登った位ヶ原山荘を通過した際に, 妻に昨日はここまで登ったと知らせました. 位ヶ原山荘から畳平までは, バスで15分くらいでした.
畳平に降り立つと, 気温は14 ℃しかなく, かなり涼しく感じました.

視界はクリアで, 近くの富士見ヶ岳がきれいに見えました..
8年前に自転車で登ったときは, ガスで真っ白でしたが, 今日は薄く雲がかかってはいましたが, 直射日光はなく, 視界はクリアでした.
骨折後初めての登山
乗鞍バスターミナルの2階にある有料トイレ(1回100円)で用を足した後, 11時前から登山を開始しました. 直射日光がなかったので, 暑さは感じませんでした.

ほとんどの登山客が剣ヶ峰の方向に歩いて行きました. 途中で大雪渓を見ましたが, 夏スキーを行っている方が20人くらいいました.

肩の小屋までは, クルマも通れるように広くて平らな登山道だったので, 30分ほどで到達しました.

11時半前でしたが, すでに下山してくる登山客も多くいらっしゃいました.
11時半前に肩の小屋脇の剣ヶ峰登山口から登山を開始しました. すでに下山してくる登山客も多く, すれ違いました.

山の端からは雲が湧いてきましたが, 視界はクリアなままでした.
登山道は, 最初の1/3がガレ場でしたが, 木の階段あり, 中1/3が岩場, 最後の1/3が砂礫でした. 2,700 m超の高山でしたので, 空気の薄さを感じ, 心拍数が上がりましたが, 概ね120回/分くらいでした. しかし, 妻の心拍数をGarminのスマートウォッチで見ると, 170回/分を表示していたのを見て, 10分おきくらいに休憩を入れて, 心拍数が130回/分以下に減るのを待ってまた登るということを繰り返しました.
剣ヶ峰の下では, 剣ヶ峰の木札を持って撮影したい人による渋滞が発生して, 20分ほど待ちました.

木札なしなら, 渋滞待ちはしなくてよいようでした.
12時40分過ぎに剣ヶ峰の山頂3,026 mに到達しました. 骨折してからは初めての3,000m級の高山登山でしたが, 股関節の痛みはなく, 無事登頂できました.
山頂にある神社乗鞍本宮にお参りして, 下山の無事を祈願しました. ビックリしたのは, 本宮の中に宮司さんがいたことでした. 立山の山頂にも神社があって, 宮司さんがお祓いをしてくれたり, コロナ前は御神酒をいただいたりできましたが, 立山には宮司さんの控えの建物があって, そこから出て, お宮に詰めていたのを見ましたが, 乗鞍本宮は小さなお社しかなかったからです. 毎日登ってこられているのだと思われました.

食事を注文しなくても, 休憩で利用できました.
山頂はスペースが狭く, 昼食を摂ったりはできなかったので, 肩の小屋まで降りて昼食を摂ることにしました. 13時前に下山を開始して, 14時前に肩の小屋まで降りました.

昼食のためにカップラーメンとコンロは持ってきていましたが, 山小屋に投資しようと言うことで, 小屋で昼食を摂りました. きつねそば1,000円でした. うどん, おでんもありました. なお, 畳平バスターミナルでもうどん, そばをいただけますが, 値段は同じく1,000円でしたので, 肩の小屋でいただいた方がお得と思いました.
そばを食べ始めた時間が14時5分で, 最初に予約していた下山のバスの時間でしたので, 予約を取り直してホントに良かったとつくづく感じました.
熊が出た

14時半に肩の小屋を出て, 畳平に下山の途中, 不消ヶ池の辺りの登山道で4-5人の方が山の方を見て, 「熊がいる」と口々に言っているのを聞きつけて, 山の方を見るとハイマツの中から熊が出てくるのが見えました. 野生のツキノワグマを見たのは初めてでした.
15時に畳平の乗鞍バスターミナルに戻ってきました.

先ほど不消ヶ池の近くで見た熊の情報も記載されていました.
乗鞍バスターミナルには, 熊の目撃情報が記載されたホワイトボードがありました. 先ほど見た熊の情報も記載されていました.

雷鳥を見た人がシールを貼っていくシステムでした.
雷鳥を見たい方は, 斜め下に表示されている魔王岳に行くといいようです.
乗鞍バスターミナルには, 雷鳥の目撃情報板もありました. 畳平から一番近く, 山頂まで15分で登れる魔王岳に行くとと雷鳥に会える機会が高いようです. 昨日, お宿のマスターからも雷鳥を見たければ, 魔王岳の方にいいと聞いていました. 時間があれば, 登りたかったのですが, 今回は時間がありませんでした.
また, 有料トイレを使って, 用を足した後, 売店で乗鞍のTシャツを買いました.
15時35分発のバスで, 乗鞍観光センターに戻りました.
松本市でのディナー
松本市で花火大会があるため, 松本市内は渋滞していました.
18時半からディナーのお店を予約していましたが, 松本市内のホテルに到着したのが18時半前となってしまったので, お店に30分遅れると連絡しました.
急いでシャワーを浴びて, 汗を流した後, 19時前にお店に出かけました.

今晩は, 居酒屋『和のこころ きまま』さんを予約していました. ホテルからは100 mほどでした. カウンターに案内されましたが, 満席でした.



松本グルメとして, 馬刺し上ロース, トウモロコシの天ぷら, 山賊焼きなどをいただきました. 馬刺しは, 軟らかくて, 旨みも強く, 生姜醤油でいただきました. トウモロコシの天ぷらは, 揚げたことで甘みが増していました.山賊焼きは, ニンニク風味が効いていて, 衣はパリッと, 肉はしっとりと美味しかったです.
生ビール2杯の他に, 長野のお酒3合(亀乃世吟醸原酒美山錦生詰, 大雪渓純米吟醸, 市野屋RYUSUISEN 純米酒 花火)をいただきました.
すぐそばに『手前ざる 俊』というおそば屋さんがあるのを見つけて, 〆で蕎麦をいただきたかったのですが, 妻がもう食べられないというので, 断念して, ホテルに戻りました.
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