午前の病院での仕事と大腿骨頚部骨折後の骨頭壊死
今朝も暖かく, 病院の敷地内の桜は満開になっていました.
8時から朝の病棟回診を行い, 先週末の救急当番で搬送され入院した骨折患者さんの経過を確認しました.
お元気そうで, 朝食も摂られており, 今週中に臨時手術を行うことを説明しました.
また, 言葉が通じにくかった外国の患者さんは, 手術後の痛みが少し和らいだ様子でしたが, まだベッドから降りられない状態でした.
朝礼後, 外来では11人の患者さんを診療.
その中に, 2か月前に転倒してお尻の痛みが続く50代の患者さんがいました.
4年前に大腿骨頚部骨折で手術歴がありました.
2カ月前の転倒時にも, 私が診療したのですが, 股関節には特に異常を認めず, 股関節のX線写真では, 私と同じような外反陥入型のGarden分類stage Iの大腿骨頚部骨折後で, スクリュー3本で固定されていました.
骨折は治っている状態で, スクリューの移動もなく, 打撲傷と診断して鎮痛薬を投与していました.

今日も股関節のX線写真を撮影したところ, 大腿骨頭の体重がかかる部分が陥没しており, 大腿骨頭壊死と診断しました.
自分と同じような大腿骨頚部骨折の患者さんが, 手術から4年以上経過してから大腿骨頭壊死を発症したのを見て, 自分も同じようになるかもと心配になりました.
松葉杖を使って, 脚に体重を掛けないようにしていただき, 大腿骨頭が壊死した範囲を確認するためにMRIを予約しました.
12時前に病棟に上がって, 午後に自分が執刀する手術の患者さんとそのご家族に手術の説明を行いました。
午後の病院での仕事
昼食後, 13時半から手術を1件執刀し, 1時間で無事終了しました.
その後, 病棟で患者さんの家族に手術経過を説明し, 呼吸不全で人工呼吸器管理中の患者さんの気管チューブ抜管や, 手術後患者さんのキズの処置などを行いました.
他院で手術後リハビリ目的で転院された患者さんの指示出しも行い, 自分が主治医として担当する患者さんは34人に増加しました.
16時半から病棟回診を行い, 入院患者さんは80人でした.
トレーニング
17時過ぎに帰宅後, テレビを見ながら筋力トレーニングを実施.
夕方の情報番組で各地の桜の開花情報を見て, 明日の雨で散ってしまわないか心配になりました.
夕食後は, こどもの誕生日プレゼントをネットで探して注文.
手術後の生活と仕事の間に, 家庭の予定も調整しながら過ごす1日となりました.



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