午前の病院での仕事
今朝は, 昨晩の雨が残っていました. 気温は低めでしたが, 今日も上着なしで出勤しました.
病棟に上がって, 8時から後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました. 昨日後輩医師が手術した患者さんは, 痛みも少なく, 朝食を召し上がっていました.
8時半に外来に降りて, 18人の患者さんの診療を行いました. 昨日指を切った患者さんも来られました. 幸い痛みはほとんど無くて, 処方した鎮痛薬は内服しなかったとのことでした. キズの方は, 皮膚の血行障害が懸念されましたが, 今のところは血行があるようでした. 明日も受診していただくように予約しました.
紹介で来られた新規の患者さんが1人いらっしゃいました. 午後にMRIを撮像して診断することにしました.
11時半に外来診療を終えて, 自分の部屋に戻ってランチを摂りました.
午後の病院での仕事
13時半から肩関節に人工関節を入れる手術があるため, 手術部に移動しました.
2月に肩の化膿性肩関節炎を発症して, その後の治療によって, 細菌感染は治癒しましたが, 肩関節の変形が進んだために, 人工肩関節を入れる手術をすることになった高齢の患者さんでした. 執刀は, 他病院に勤務している肩関節を専門としている後輩の整形外科医で, 助手も他病院で勤務している肩関節専門医が来られました.
引用元: Roche CP. Reverse shoulder arthroplasty biomechanics. J Funct Morphol Kinesiol. 2022.7.
今回手術で使用する人工関節はリバース型人工肩関節と呼ばれるものです. 日本では2014年から実施されるようになりました. 私が, 大学病院を辞めた年から使われるようになったので, この手術を見る機会がありませんでした.
リバース型人工肩関節は, 人工肩関節メーカーの講習会を受けた整形外科専門医に限って手術で使うことを許可すると日本整形外科学会で規定しています(リバース型人工肩関節全置換術適正使用基準). なぜならば, この人工肩関節は失敗してしまうと, その後に肩関節の機能を救済しうる手術がもうない最後の手段であるからです. そのため, 手術を行うことが許可されている経験豊富な肩関節専門の整形外科医師2人に手術を行っていただきました.
肩関節の化膿があったため, 変形性肩関節症や腱板断裂の患者さんよりも難易度が高かったようでしたが, 無事に人工関節を設置できたのを見届けました.
16時半に外来に移動して, 午前中にMRIをオーダーした患者さんの診療を行いました. MRIの結果, 手術治療が必要な疾患であったので, 年内の手術をお勧めして, 手術時期を検討していただくことになりました.
17時過ぎに病棟に上がって, 人工肩関節の手術を受けた患者さんの血液検査の結果を確認しました. 貧血がありましたが, 輸血が必要となるほでではなかったので, 明日も血液検査を行うようにオーダーしました. 元々高血圧があって, 手術後も血圧が高めだったので, 血圧が高すぎる場合には血圧を下げる薬を開始するようにオーダーを入れました. しかし, 手術中の出血で貧血になっていたので, 今後血圧が下がる事態も予想して, 血圧が下がった場合の対応も電子カルテに入力しました.
18時前に病院を出ました. 気温は20 ℃程度と高めで, 晴れていました.
冬支度
今日は, 長子の誕生日でした. 明日も仕事があるので, お祝いのディナーは週末にすることにしました. ン十年前にこどもが生まれた日のことを思い出して, 独りでビールを飲みました.
夜になって, こどものリクエストにより, リビングの夏用ラグをしまって, ホットカーペットと冬用のラグを敷きました. 炬燵布団は, まだ出していません.
ウチのネコもふわふわのラグの上に来るかと思って見ていましたが, いつものソファの上から降りて来ませんでした.
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