病院給食問題
今朝は小雨が降っていました. 気温は高めで, 暖かな雨でした.
通常通りに出勤しました.
病棟に上がって, 8時から後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました.
8時半に講堂に集まって, 朝礼を行いました.
その後, 幹部ミーティングが行われました. 10月末で病院の給食を作っていただいていた委託業者が撤退することになり, 11月からは別の業者による病院給食が提供されることになっています. それに先んじて, 明日と明後日の一部の食事が新しい業者から提供されることが報告されました.
引用元:入院時食事療養費の見直しについて(説明資料). 日本栄養士会HP.
病院では, 入院している患者さんに食事と提供しなくてはいけません. しかも提供する食事は, 患者さんの病状に合わせて, 高血圧の患者さんであれば塩分制限食, 糖尿病の患者さんであればカロリー制限食, 腎臓病の患者さんであればタンパク制限食など個別に提供する必要があります. しかし, 病院で提供できる食事の対価は, 食事療養費として1食あたり670円と決められています. 今年の6月から30円上がりましたが, この改定は30年ぶりのことでした.
人材不足, 人件費, 材料費, 光熱費などの値上がりによって, 病院給食事業から撤退する業者が増えていて, 全国的に問題になっています. 当院でも委託業者の委託料値上げの要求に応えてはきたのですが, 3カ月前に急遽撤退すると通告されました.
これまでは, 病院内の厨房で全て調理して, 食事を提供するクックサーブシステムでした. このため, 患者さんの好みに合わせて, きめ細やかに食事の提供ができていました. 11月からは, 病院外のセントラルキッチンで調理された後に冷却された食品を配送していただき, 病院内で再加熱して提供するクックチル方式になります.
午前の病院での仕事と他科入院中の胸腰椎多発骨折の患者さん
8時半過ぎに外来に降りて, 10人の患者さんの診療を行いました.
土曜日に屋根から墜落して頭部を打撲したために脳神経外科に入院した高齢の患者さんが, 腰痛があるということで紹介されました. 痛くて動けないため, 病室を訪問して診察しました. X線写真とMRIを撮像したところ, 背骨(胸椎きょうつい)が3カ所, 腰の骨(腰椎ようつい)が1カ所骨折していました. 胸椎の骨折のうち, 1カ所は破裂骨折, その他は圧迫骨折でした.
骨折の痛みが緩和するまでの間, ベッド上で安静を保っていただくように説明しました.
今日は2件の手術を執刀することになっていました.
11時過ぎに, 病棟に上がって, 本日入院した患者さんとそのご家族に手術の説明を行いました.
12時に外来に降りて, 日帰り手術を行う患者さんに, 麻酔と手術の説明を行いました.
12時半前に自分の部屋に戻って, ランチを摂りました.
午後の病院での仕事
13時前に手術部に移動しました.
13時から, 全身麻酔での手術を執刀しました. 手術時間は, 50分くらいを見込んでいましたが, 予想外に進んで, 20分あまりで終わりました.
引き続き14時前から日帰り手術の方を執刀しました. こちらは予定通り30分ほどで終了しました.
14時半に外来に降りて, 手術を終えた患者さんに, 手術後の説明と, 明日受診の予約を渡しました. その後, 病棟に上がって, 患者さんのご家族に手術時の所見について説明しました.
15時に自分の部屋に戻って, 学会発表のスライド作成を行いました.
16時半に病棟に上がって, 後輩医師と一緒に夕方の病棟回診を行いました. 入院患者さんは73人, 自分が主治医となっているのは35人に増えました.
17時に病院を出て, 帰宅しました. 雨はすっかり上がっていました.
松茸ご飯ふたたび
17時半前に帰宅して, 17時半から大学医学部主催のオンライン会議に参加しました. 1時間の予定でしたが, 30分ほどで終了しました.
今日の夕食は, 1本だけ残っていた松茸と1個だけ残っていたすだちを使って, 松茸ご飯, サンマの塩焼き, めかぶのポン酢和え, 麻婆春雨などをつくってもらいました.
夕食後は, 学会発表のためのスライド作成を行いました.
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