手術日+566日目 2025/9/16(火)(上腕骨顆上骨折)

午前の病院での仕事

今朝は青空でしたが, うろこ雲が並んでいて, 秋空を感じました. しかし, 最高気温は今日も30 ℃以上が予想されていました.

8時前に病棟に上がって, 電子カルテを確認したところ, 学会中に大腿骨頚部骨折の高齢者と上腕骨頚部骨折の高齢者が新規に入院していました. 大腿骨頚部骨折の患者さんは, 明後日木曜日に手術が予定されていました. 上腕骨頚部骨折の患者さんは, 手術が必要そうではなかったので, かかりつけの病院に転院することになっていました.

8時から後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました. 先週, 病棟には新型コロナ感染症の患者さんが2人入院していましたが, その後は拡がっていませんでした.

8時半に講堂に集まって, 朝礼を行った後, 幹部ミーティングを行いました. 引き続き, 感染予防のために手指消毒を徹底することを申し合わせました.

9時前に外来に降りて, 午前中は46人の患者さんの診療を行いました. 予約なしの新規の患者さんが6人いらっしゃったので, 13時過ぎまでかかりました.

13時過ぎに自分の部屋に一旦戻って, 10分でランチを摂りました.

午後の病院での仕事と上腕骨顆上骨折の急患

13時15分に外来に戻って, 看護研究の指導をすることになった看護師さんにデータの取り扱い, 検定法法についてアドバイスしました. 抄録の締め切りが明後日とのことだったので, 明日の夕方もう一度打ち合わせすることになりました.

14時から午後の外来では11人の患者さんの診療を行いました. 14時過ぎに隣の市の中学生が教室内で級友とケンカになって, 投げ飛ばされた後から腕がねじ曲がって変形しており, 骨折が疑われるので収容可能かどうかと救急隊からの電話が入りました. 当地からは20 km以上離れた場所でしたが, すでに4カ所の病院で受け入れを断られたとのことでした. 後輩医師達は手術中で対応不能で, 自分も外来診療中だったので, 待ち時間があることを伝えましたが, 構わないとのことだったので, 来ていただくことになりました.

15時前に救急車が到着しましたが, 外来診療が終わっていなかったので, 救急外来で待っていただくことにしました.

15時半過ぎに救急外来に移動しました. ストレッチャーに寝ている中学生は, 腕がねじれて変形した状態のまま, 副え木が当てられていました. すぐに副え木を外して, なるべく元の位置に戻して, 再度ギプス製の板をあてがって固定しました.

上腕骨顆上骨折のAO/OTA分類.

X線写真とCTを撮像した結果, 上腕骨顆上部という部分での骨折(AO/OTA分類13A2.3)でした. 手指の血液循環に問題がなく, 神経麻痺もないことを確認しました. ズレが大きかったため, 手術が必要でした. 今日から入院していただき, 明日の午後に手術を行う予定としました.

手術前の検査と入院後の指示を電子カルテに入力して, 1時間ほどかかりました.

16時半過ぎに外来に戻って, 検査を終了した患者さんに検査結果を説明した後, 病棟に上がりました.

17時前から後輩医師と一緒に夕方の病棟回診を行いました. 入院患者さんは80人, 自分が主治医となっているのは37人でした.

さらに学会出張で溜まっていた仕事を片付けて, 19時前に病院を出ました.

自宅での残業

トレーニングの予定でしたが, 帰宅が遅くなったため, 時間がとれなくなりました.

夕食後, 看護師さんの研究のデータの見直し, わかりやすい解説などと作りました. また, 明日の手術の説明書2人分を作成しました.

家での業務を行って, 12時を過ぎました.

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