手術日+517日目 2025/7/29(火)(暑気払い)

午前の病院での仕事と大腿骨転子部骨折の急患

今日も青空が広がって, 朝から30 ℃近い高温でしたが, 連日35 ℃を超えているので, 30 ℃くらいだと少し涼しく感じるようになりました.

通常通りに出勤しました.

8時から後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました. 昨日手術した足の趾の骨腫瘍の高校生は, 痛みもなく, 歩いており, 午後に退院することになりました.

8時半に講堂に集まって, カンファランスを行いました. 今日は, 看護部からの発表で中心静脈ポートという血管に留置しておく器械についての研究発表でした.

9時前に外来に降りて, 23人の患者さんの診療を行いました. 10時過ぎに, 救急隊から昨日屋外で転倒して, 家まで歩いて帰ったが, 今朝から痛くて歩けないという超高齢の患者さんの収容依頼がありました. 自分と同じような非転位型の大腿骨頚部骨折かなと考えて, 受け入れることにしました.

大腿骨転子部骨折のX線写真.
搬送されてこられた患者さんも, 上記と同じくらいのズレがありました.
この状態でどうやって歩いて家に帰ったのか, 不思議でした.

引用元:Lu Y. Hip Fractures: Relevant Anatomy, Classification, and Biomechanics of Fracture and Fixation. Geriatr Orthop Surg Rehabil. 2019. 10.

11時過ぎに救急車が到着しました. これまでも転倒を繰り返していたらしく, 腕や脚は内出血の跡や擦り傷だらけでした. 大腿骨転子部を圧すと痛がるので, 骨折を疑ってX線写真を撮像したところ, 大腿骨転子部骨折でした. 骨折部は大分ズレていたので, この脚でどうやって自宅まで歩いて帰ったのか, 不思議でした.

今日から入院していただくことにしました. 入院前の検査や入院後の指示を電子カルテに入力したところ, 14時前までかかりました.

引き続き, 午後の予約の外来の患者さんを1人診察しました. 骨粗鬆症で, 内科医院で治療されていましたが, 骨密度が上がらないとの理由で専門医での診療を希望されて, 紹介されました. 骨密度を測定したところ, 腰椎も大腿骨も若年成人比で50 %台と低値だったので, 骨折の危険性の高い骨粗鬆症と診断し, 骨粗鬆症を生じる疾患がないかどうかの検査を行うことにしました.

14時過ぎから入院中の患者さんのご家族と面談の予定があったので, 病棟で面談しました.

14時半過ぎにやっと仕事が一段落したので, 自分の部屋に戻ってランチを摂りました.

午後の病院での仕事

15時半に病棟に上がって, 指示出しや処方などの入力を行いました.

16時から製薬会社の方と面談の約束があったので, 面談しました. 8月に大阪で開催されるセミナーにご招待いただいたのですが, 2時間ほどの講演会のために大阪まで行くのはさすがに遠いので, 現地参加はお断りして, WEBで参加することにしました.

16時半から病院の運営会議が開催されたので, 参加しました. 院内の各種委員会の活動報告があり, 最後に最高執行役員として, 今月の訓示を行いました.

暑気払い

今晩は, 病院の暑気払いが開催されました.

ビアホールで医師, 看護師, 看護助手, 理学療法士, 薬剤師, 事務職などのいろいろな職種の方が集まって, 連日の猛暑の中での激務を労り合いました.

平日は飲酒していませんが, 今日はビールを6杯飲んで, 大分良い気分になりました.

また, 明日から頑張ります.

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