手術日+477日目 2025/6/19(木)(肝癌大腿骨転移)

午前の病院での仕事

今朝は, 薄曇りでしたが, 外に出るとやはり気温は高く, クルマの外気温モニターではすでに25 ℃でした. 天気予報は, 曇時々晴ですが, 午後は大気が不安定となり, 局地的に雨も降るかもしれませんと告げていました.

病院に到着後, 自分の部屋に入ると, もわっと暑い空気が溜まっていました. 昼休みにしか自分の部屋に入らないので, いつもエアコンは点けていません.

8時前に病棟に上がって, 昨日後輩医師の執刀で手術された患者さん二人(大腿骨内顆部骨壊死に対する人工膝関節全置換術, 変形性膝関節症に対する脛骨近位骨切り術後の骨内異物除去術)の経過を確認しました. お二人とも問題なく経過されていました.

8時から後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました. 廊下をあるくと, 暑くて, 汗をかきました.

8時半に外来に降りて, 24人の患者さんの診療を行いました. 今日は, 大学病院と他の病院, それに整形外科クリニックから紹介で来られた新規の患者さんが3人いらっしゃいました. いずれも持参されたMRIを診て診断して, 当科で経過を観察することになりました.

12時半に外来診療を終えて, 自分の部屋に戻ってランチを摂りました. さすがに暑かったので, 今年初めて冷房を点けました.

午後の病院での仕事と肝癌大腿骨転移の患者

13時半から後輩医師の執刀で大腿骨頚部骨折に対する人工骨頭挿入術の手術があったので, 手術部に移動しました.

予定通り, 13時半過ぎから手術が始まり, 40分あまりで問題なく終了しました.

癌が右大腿骨の転子部に転移した事例のX線写真(A: 正面像, B:側面像)と腫瘍用人工骨頭挿入術後のX線写真(C).
手術前のX線写真(A, B)では, 大腿骨の転子部が透けるように骨が破壊されています.
手術で大腿骨頭から近位骨幹部までを切除した後, 欠損した骨を補綴するパーツから成る腫瘍手術後再建専用の特別な人工骨頭を大腿骨に刺し込んで再建しています.

引用元:Zhang J. Efficiency and advantages of percutaneous femoroplasty versus proximal femoral replacement for proximal femur metastases. Open J Orthop. 2018. 8.

手術後は, 大学病院から転院してきた高齢の患者さんの診察を行いました. 2年前に肝細胞癌で肝臓の部分切除を受けられた後, 先月, 大腿骨に転移が見つかったため, 転移病巣切除術, 腫瘍用人工骨頭挿入術が行われていました.

肝細胞癌が, 手術後2年経過して, 大腿骨に単独の骨転移を生じたという事例は聞いたことがなかったので, 同様の事例があるのかどうか, PubMedでキーワード『hepatocellular carcinoma(肝細胞癌)x bone metastasis(骨転移)x femur(大腿骨)x solitary(単独)』で検索してみましたが, 見当たりませんでした. きわめてレアなケースと判断しました.

手術から3週間が経過して, 歩行器を使って歩けるくらいまでには回復されていましたが, さらにリハビリテーションを行う予定です.

16時半から後輩医師と一緒に夕方の病棟回診を行いました. 入院患者さんは69人, 自分が主治医となっているのは29人でした.

17時半に病院を出ました. 昨日よりは少し気温が低く感じましたが, クルマの外気温モニターでは33 ℃でした.

スキーウエアを片付ける

今日は, トレーニングは休んで, 休息日にしました.

長らく出っぱなしだったスキーウエアをやっと寝室のクローゼットに片付けました. 妻とこどもの衣類も全て管理しているので, 衣装ケースに畳んで入れるのに時間がかかりました.

また, 5ヶ月後には出すことになります.

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