手術日+470日目 2025/6/12(木)(腸腰筋滑液包炎)

午前の病院での仕事と腸腰筋滑液包炎の患者

今朝は青空が広がり, 爽やかな天気でした.

通常通りに出勤しました.

8時前に病棟に上がって, 昨日手術が行われた患者さん2人(変形性膝関節症に対する人工膝関節全置換術, 同じく変形性膝関節症に対する脛骨近位骨切り術後の骨内異物除去術)の経過を確認しました. お二人とも問題なく経過されていました.

8時から後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました.

8時半前に外来に降りて, 午前中は38人の患者さんの診療を行いました. 新規の患者さんが3人紹介で受診されました.

そのうちのお一人は, 脚の付け根の前方(鼡径部)の痛みがあり, MRIの結果, 股関節前方の腫瘍が疑われた患者さんでした. 持参されたMRIを診たところ, 腸腰筋滑液包のようでしたが, 造影したMRIが撮られていなかったので, 腫瘍でないことを確認するために造影MRIを撮像し直すことにしました.

13時過ぎに外来診療を終えました.

自分の部屋に戻って, ランチを摂りました.

午後の病院での仕事

14時に外来に戻って, 6人の患者さんの診療を行いました.

腸腰筋滑液包炎のMRIと超音波検査の画像.
脂肪抑制下造影MRI検査(B)を行うと, 滑液包の袋部分は造影剤で白く写りますが, 内部は血管がないので黒く写ります.
腫瘍であれば, 血管が増えているので, 内部は白く写り, 滑液包炎と腫瘍を区別できます.

引用元:Jacobson JA. Evaluation of the painful athletic hip: Imaging options and imaging-guided injections. Am J Roentgenol. 2012. 199.

午前中に造影MRIをオーダーした患者さんのMRIが撮像されたので, 確認したところ, 腫瘤の内部には造影効果がなかったので, 腸腰筋滑液包炎と診断しました. 患者さんには, 腫瘍ではないこと, 当面は消炎鎮痛薬で治療し, 改善がない場合には注射での治療となることを説明しました. 紹介元の後輩の整形外科クリニックで治療してもらうように, 紹介状の返事を書きました.

15時半に外来診療を終えて, 病棟に上がって, 紹介状作成や処方などの仕事を行いました.

16時半から後輩医師と一緒に夕方の病棟回診を行いました. 入院患者さんは76人, 自分が主治医となっているのは32人でした.

夜勤代行

今晩は当院が整形外科の救急輪番担当病院です. 大学病院から後輩の医師が夜勤に来てくれることになっていましたが, 到着が20時頃になるとの連絡があり, 急遽, 後輩医師が来るまでの間, 夜勤をすることになりました.

17時過ぎに, クルマを運転していて, 単独事故を起こして, 頭部の皮膚が裂けている患者さんの収容依頼が救急隊からありましたが, 高エネルギーでの頭部外傷なので, 脳外科の救急担当病院に行っていただくように返事しました.

19時半過ぎに, 自宅前で転倒して膝をぶつけた高齢の患者さんが救急外来を受診されました. 膝関節の屈伸は可能だったので, 打撲傷と考えました. 確認のため, X線写真を撮像しましたが, やはり骨折はなく, 鎮痛薬を処方して帰っていただきました.

20時前に後輩医師が到着したとの連絡が来たので, 帰宅しました.

カメラの準備

夕食後, 明日のカンファランスで発表するスライドを引き続き作成しました.

その後, 明後日からの旅行に備えて, カメラの準備をしました.

Sony α6500.

現在, カメラはSonyのαシリーズのデジタル一眼α6500を使っています. 旅行に行くときは, コンパクトな広角ズームレンズSEL1018を付けていきます. 遠景をアップで撮る時やスポーツ観戦時は, 70-300 mm望遠ズームレンズFE 70-300mm F4.5-5.6 G OSSも持っていきます.

昨年末・正月のイタリア・スイス旅行の際にもカメラを持っていこうかどうかずいぶんと悩みました. しかし, 以前, 写真が趣味の後輩が, ニコンのデジタル一眼とレンズ群をローマでそっくり盗られたことがあった(被害額は200万円以上)ので, イタリアは危険と判断して, 代わりにiPhone 16 Proで写真を撮ることにして, 旅行前に購入しました.

今回は夜景を撮影するので, カメラを持参することにしました.

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