夜更かし
昨晩は, また呼び出しがあるかもと考えて, しばらく起きていたら, 眠れなくなってしまって, 結局ベッドに入ったのは, 3時でした.
7時に起こされましたが, 眠気が残っていました.
外に出ると, 今日も青空が広がった快晴でした. 天気予報では, 夏日になる予報でした.
午前の病院での仕事
8時前に病院に着いて, すぐに病棟に上がりました. 上室性頻拍があった患者さんは, 心拍数が1分間あたり120-130回と頻脈がありましたが, 昨晩抗不整脈薬を使ったほどではありませんでした. 内科に転科してもらうようにお願いすることにしました.
8時から後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました.
8時半に外来に降りて, 午前中は30人の患者さんの診療を行いました. 今日は, 予約の患者さんだけでしたので, 予定通りに進みました.
12時半に外来診療を終えて, 自分の部屋に戻ってランチを摂りました.
午後の病院での仕事と『バネ指』の手術
14時に外来に戻って, 予約のあった5人の患者さんの診療を行いました. また, 午後に日帰り手術として『バネ指』に対する腱鞘切開術がありました. 患者さんに手術の説明をして, 14時半に手術部に移動しました.
通常は, 屈筋腱を中手骨の留める働きがあるA1 pulley部で腱が腱鞘に引っ掛かります.
『バネ指』とは俗称で, 正式には『狭窄性屈筋腱鞘炎』といいます. 腱は筋肉が骨を動かす力を伝える「紐（ひも）」のような構造です. 腱が骨を引っ張る力を骨に有効に伝えるために, その走行の途中で骨の表面から腱が浮き上がらないようにするように固定して, 滑車としての役割を果たす腱鞘という構造があり, 腱を覆うようなトンネル状の形状をしています.
狭窄性屈筋腱鞘炎とは, 腱の表面を覆っている滑膜（かつまく）の炎症によって腱が太くなってしまって, 腱鞘を通る腱がスムーズに通過出来なくなった状態です. 指を曲げる屈筋腱の狭窄性腱鞘炎は, 引っかかった指を無理に伸ばそうとすると, まるでバネが弾けるように急に伸びるので『バネ指』と呼ばれます.
通常は, 手を休める, 指のストレッチ運動を行う, 鎮痛薬を内服したり, 塗ったりする, 炎症を鎮める薬を腱鞘の中に注射するなどの治療を行って,症状の改善が無い場合に手術が行われます. この患者さんは, 先輩医師の整形外科クリニックでこれまでに腱鞘に注射3回行われましたが, 改善がないため, 手術治療を希望されて, 紹介されて来られました.
A1 pulleyのすぐ上に当たる手のひらを2 cm切開して, A1 pulleを露出した後, メス（scalpel）で縦切開します.
手術では, 屈筋腱が腱鞘内をスムースに通るようにするために, A1 pulley腱鞘を縦に切開します.
15時前から手術を開始して, 予定通りに15分で手術を終えました.
外来に戻って, さらに患者さんの診療を行って, 16時に外来診療を終えました.
病棟に上がって, 明日手術する患者さんの指示出しを行いました. 明日は, 肩関節腱板断裂に対する関節鏡下腱板首服術と上腕骨脱臼骨折の患者さんに対するリバース型人工肩関節置換術があります. どちらも他院に勤務している後輩医師に執刀してもらいます.
16時半から後輩医師と一緒に夕方の病棟回診を行いました. 入院患者さんは74人, 自分が主治医となっているのは31人に減りました.
17時前に病院を出ました. 今日は気温が高く, この時間でもクルマの外気温モニターでは26 ℃でした.
週末の予定
明日から石井スポーツヨドバシ仙台店さんでカスタムフェア（スキーの早期受注会）が開催されます.
昨年も行って, ゴーグルを購入しました. 今年は特に新調するギアやグッズはありませんが, 新製品を見に行く予定です.
また, 日曜日には大学時代の同級生とサイクリングに行く予定です. 元々は今週の日曜日に計画していたのですが, 雨天で次週に延期されました. しかし, 今週末も土日は雨の予報です. また, 延期になる可能性が高いです.
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