手術日+341日目 2025/2/3(月)

午前の病院での仕事

今朝は寒くて, クルマのフロントガラスは凍っていました. 車の外気温モニターは, -2 ℃でした.

8時前に病棟に上がりました. 一昨日は, 当院が整形外科の救急当番だったので, 新規の患者さんが2人入院されていました.

外くるぶしの骨(外果がいか)が骨折して, 内くるぶし(内果)と距骨をつないでいる三角靱帯が切れた貯め, 距骨が外側にずれています(上図左(A)).

引用元:Shawen S. Chapter 29 -Traumatic foot and ankle injuries. Foot and Ankle Biomechanics. 2023. Elsevier Inc.

お一方は, 雪道で滑って転んで, 足関節の外くるぶし(外果がいか)を骨折した当地のホテルに勤務しているネパールの方でした. 骨折だけではなく, 内くるぶし(内果ないか)と足関節の骨(距骨きょこつ)をつなぐ靱帯(三角靱帯)も切れてしまったようで, 内果と距骨の間が開大していました(上図(A)参照).

もうお一方は, 自宅で飲酒後に転倒して, 大腿骨転子部を骨折した高齢の患者さんでした. お二方とも, 今後手術の予定です.

8時から後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました. 回診中に, 入院後に急性心筋梗塞を発症した胸椎圧迫骨折の高齢の患者さんの呼吸が止まったと連絡が入ったので, 病室に向かいました. 心室細動という不整脈を生じており, 間もなく心拍が静止して, 亡くなられました. ご家族には, 突然死する可能性を説明済みでした. 病院に来ていただくように連絡しました.

引き続き病棟回診を行いました. 病棟で発生した新型コロナの患者さんは, 20人にまで増えていました. しかし, 酸素を吸ってもらうような中等症以上の方はいませんでした.

8時半に講堂に集まって, 朝礼を行いました. その後, 幹部ミーティングを行いました. 新型コロナの患者さんが増加傾向であるので, 各自健康管理には注意することを申し合わせました.

9時前に外来に降りて, 20人の患者さんの診療を行いました. 今日もほぼ予約の患者さんでしたが, 3人ほど予約のない新規の患者さんも診療しました.

12時過ぎに自分の部屋に戻って, ランチを摂りました.

午後の病院での仕事

14時から理事長に12月期の業績を報告する会議の司会として参加しました. 物価高に診療報酬の改訂が追いついていないことや新型コロナ後の患者数の減少が戻っていないこと, 新型コロナの補助金がなくなったことなどで, 収支が大分悪化していますが, 何とか黒字でした.

会議後, 理事長と個別に面談する時間が設けられました. 定年後も当面は変わらずに働くことを伝えました. 給与に関しては, これまで通りにいただけることになりました.

Stryker社の手術支援ロボットMako.

また, 米国の医療器機メーカーであるStryker(ストライカー)社のMako®(メイコー)という手術支援ロボットの導入を検討していただくために, 病院の現状と現在の収支構造, および今後の見込みについてまとめた資料を渡して, プレゼンしました. その結果, 購入を前向きに検討しているとのお返事をいただきました.

16時半から後輩医師と一緒に夕方の病棟回診を行いました. 入院患者さんは96人, 自分が主治医となっている患者さんは49人に減りました.

立春

夜は, 病院外の事務所で事務仕事があったので, 出向きました.

17時45分から20時25分まで, 2時間半以上, 書類をチェックする事務作業を行いました. 今日は, 先輩や後輩, あるいは同級生も来ておらず, 話す相手がいなかったので, 黙々と集中して作業しました.

外に出ると, 小雨が降り出しました. 明日から寒波が襲来するようで, 今後雪に変わるかもと考えながら帰路に就きました.

昨日が節分だったので, 今日は立春. 暦の上では春が来ました. 昨年, クリスマスの1カ月前の11月25日から家の前のモミの木に点けてきたイルミネーションの電源を切りました.

帰宅後, 夕食を摂りました. 昨日いただいた福島県の川俣町で飼育されている川俣シャモのガラを3時間煮込んで鶏ガラスープを取っていました. 妻が, それを使ってキノコスープを作ってくれていました. 鶏の旨みが濃厚な, じんわりとくる優しい味でした.

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