午前の病院での仕事
今朝は, きれいな冬晴れで, 雲ひとつない青空でした. 放射冷却で, 車の外気温モニターで-4 ℃と冷え込みました.
先週の金曜日の夜と昨日日曜日の日中は, 当院が整形外科の救急輪番だったので, 新規の患者さんが入院しているかと考えて, 早めに出勤しました.
7時40分過ぎに病棟に上がると, 高齢の患者さんが4人(胸椎圧迫骨折1人, 大腿骨頚部骨折2人, 大腿骨転子部骨折1人)と40歳代の足の糖尿病性壊疽(えそ)(糖尿病の悪化による神経障害, 血管障害後に細菌感染を生じた結果, 血行障害による皮膚や皮下組織が死んだ状態)の5人が新たに入院していました.
特に, 糖尿病性壊疽の患者さんは, 半年以上前から糖尿病の治療を中断していて, 病院に来た時には, 血糖が390 mg/dL, 尿糖 4+, ケトン体(糖分がエネルギー源として利用ができない場合に, 脂肪が分解されてエネルギー源となる際に生成される物質) 3+, ヘモグロビンA1c(血液中のヘモグロビンに結合したブドウ糖)が15.4 %(基準値は5.6 %未満)と今までに見たことがないくらいの重症の糖尿病でした.
8時から後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました. 病院内に拡がっていたインフルエンザは解消して, 感染している患者さんはゼロでした.
8時半から講堂に集まって, 朝礼を行いました. 引き続き, 幹部ミーティングを行いました. 院内では, インフルエンザと新型コロナの感染は, 発生しておらず, 地域でも減少傾向であることが報告されました.
9時前に外来に降りて, 14人の患者さんの診療を行いました. 診療の合間に, 新規に入院された患者さんの病状の把握に努めました.
糖尿病性壊疽の患者さんは, 当院に糖尿病内科医がいないため, 重症の糖尿病の血糖コントロールが難しいので, 糖尿病内科と整形外科または形成外科が常勤として勤務している他の病院に転院を依頼することになりました.
12時半に外来診療を終えて, その後は新規に入院された患者さんの検査オーダー等を電子カルテに入力しました.
13時半に自分の部屋に戻ってランチを摂りました.
午後の病院での仕事
14時過ぎから, 入院中の患者さんの処置や注射などを行いました.
午後は, 臨時で足関節の内くるぶし(内果ないか)が骨折して, 足関節の外側の靱帯が切れた50歳代の患者さんの手術がありました. 14時半過ぎに手術部から電話があり, これから患者さんが手術部に入ると告げられたので, 手術部に移動しました.
15時前から後輩医師の執刀で手術が始まりました.

その後, 切れてしまった靱帯を糸で骨に引き込むようにつなぎます.
まずは, 足関節を内側にひねった際に切れてしまった靱帯(前距腓靱帯ぜんきょひじんたい)をアンカーという器具を使って, 骨に縫い合わせました(上図参照).

内果は, 幸いズレがほとんどなかったので, 筒状になっているネジ(中空スクリュー cannulated screw)2本を差し込んで固定しました.
入院患者数がついに100人に
16時半前に手術を終えて, 病棟に上がりました. 今日は, 明日以降に予定の手術を行う患者さん3人の他に, 腰椎圧迫骨折と上腕骨頚部骨折の高齢の患者さんたちが外来に来られて, そのまま入院されました.
その結果, 入院患者さんがついに100人となり, 過去最多を更新しました. 自分が主治医となっているのは54人です. これだけ増えると, 回診して, その結果をカルテに書くだけで, 1時間以上かかるようになりました.
16時半から後輩医師と一緒に夕方の病棟回診を行いました. 足早に回っても, 30分強かかりました.
18時過ぎに病院を出て, 帰宅しました.
年末年始のスキー旅行のブログ記事がやっと完成
12月29日から1月5日の間のイタリアミラノ, スイスツェルマットのスキー旅行のブログ記事を, 帰国後に時間を見つけて毎日少しずつ書いてきましたが, 今日やっと1月5日分を書き上げました.
振り返って見ると, 撮影した写真が思ったよりも少なくて, もっと沢山撮影してくればよかったと反省しています.
夕食後, ネトフリで『イカゲーム2』の第6話を見ました. 第3ゲームが終わり, ゲーム続行組と中止組の間でついに争いが始まっていまいました. 評判が今ひとつというネット記事も見ましたが, ゲームの続行の可否を決める投票が, 番号の大きい方から, あるいは番号の小さい方からと交互に行われるのも, よく練られているなと感心しました.
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