午前の病院での仕事
昨晩は, 当院が整形外科の救急輪番に当たっていたので, 新規の患者さんが入院しているかもと考えて, 早めに家を出ました.
外に出ると, 冬晴れでした. 気温は低めでしたが, 車の外気温モニターは1 ℃で, フロントガラスは凍っていませんでした.
7時45分に病棟に上がって, 電子カルテを確認しましたが, 夜間は4人のwalk inの患者さんだけで, 救急車は来ていませんでした. 骨折の患者さんが1人いらっしゃいましたが, 旅行客だったので, 地元に帰られていました.
8時から後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました. インフルエンザの患者さんは大分減って, ドアが閉じられた病室は3部屋だけとなりました.
8時半に講堂に集まって, 朝礼を行いました. 二十歳を迎えた職員がいたので, 記念の色紙を手渡しました.
8時45分から外来に降りて, 21人の患者さんの診療を行いました. 12時に外来診療を終えました. 13時までは、手術所見をまとめている手術簿のデータベースの整理を行いました.
13時に自分の部屋に戻ってランチを摂りました.
午後の病院での仕事
13時15分から後輩医師の執刀で手根管症候群の手術があったので, 10分で昼食を済ませて, 手術部に向かいました. 既に看護師さんと一緒に手術が始まってしまっていたので, 脇で他の仕事を行っていました.
20分ほどで手術が終わったので, 引き続き13時半から上腕骨の骨折の手術の助手を務めました.
1月3日に千葉に遊びに行っていて, 酔っ払って転倒して肩関節を脱臼した60歳代の患者さんでした. 地元の整形外科クリニックを受診されましたが, 大結節の骨折を伴った脱臼骨折だったので, そこでは脱臼をもとに戻す(整復する)ことはできないと言われて, 脱臼したまま当地まで帰宅したそうです. 翌日1月4日に当科を受診されました. 後輩医師が, 麻酔をかけずに脱臼を整復して, 大結節の骨折のずれもすくなかったので, そのまま肩関節を安静に保って治療していましたが, 徐々に大結節がズレてしまって, 手術を行うことになりました.

上腕骨の大結節の骨折は, 剥離型(上図左Fig. 1a, 1b), 開裂型(上図中央Fig. 2a, 2b), 陥没型(上図右Fig. 3a, 3b)の3つに分類されています(上図参照). 今日の患者さんは, 開裂タイプでした.

左はアンカーによる固定, 中央はネジによる固定, 右はプレートとネジによる固定.
手術では, 骨折した大結節を元の位置に戻して, ネジで止めて, さらに骨に楔状のアンカーという器具を差し込んで, このアンカーに付いている糸で骨を縫い合わせました. 骨折から2週間以上が経過していたので, 骨折した部分がずれてくっつき始めていたので, つながりかかった骨を再度引き剥がして, 元の位置に戻す必要がありました.
16時に手術を終えて, 病棟に上がって, 病棟の仕事をしました,
16時半から後輩医師と一緒に夕方の病棟回診を行いました. 入院患者さんは90人, 自分が主治医となっているのは51人と増えました.
17時半過ぎに病院を出て, 帰宅しました.
風邪気味
帰宅後, 妻の様子を見ると, まだ鼻声でしたが, 体調は大分よくなったようで, 夕食の準備をしていました.
自分も風邪が移ったようで, 昨日から鼻づまりと鼻水が出ます. しかし, 発熱や喉の痛みはないので, インフルエンザではないだろうと自己診断しました.
というわけで, 明日も通常通りに出勤する予定です.
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