手術日+300日目 2024/12/24（火）

今日も積雪

昨晩, チラホラ降っていた雪ですが, 朝起きたところ5 cm程積もっていました.

今日は, 早めにエンジンを掛けてクルマを温めた後, いつもより10分ほど早く家を出ました. 昨日の雪道運転で皆慣れたのか, クルマの流れは昨日よりもスムースでしたが, 今日は圧雪路ではなく, 凍結路であったので, やはり遅いクルマもいました. 今日も裏道を通って, 出勤しました.

午前の病院での仕事と上腕骨頚部骨折の患者

病棟に上がって, 昨日手術された2人の患者さんの経過について, 夜勤の看護師さんから報告を受けました. お二人とも問題なく経過されていて, 朝食を召し上がっていらっしゃいました.

後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました. 今のところ, 入院患者さんの中には, インフルエンザも新型コロナも発生していません.

8時半から講堂に集まって, カンファランスを行いました. 今日は, 病棟看護部で行っている与薬漏れを無くすための取り組みについての発表がありました.

9時前に外来に降りて, 午前中は49人の患者さんの診療を行いました. 雪でキャンセルされた患者さんはいらっしゃいませんでした.

12時半に外来診療を終えて, 来週と再来週に予定している手術のカンファランスに使うためのスライドを作成しました. 今のところ, 30日の午後の手術が今年最後の手術となります. 日帰りで骨内に入れた金属を取り除く手術です. 来年は, 1月6日の週から手術の予定が入っていて, その週は5件の予定です.

スライドをつくっている最中に, 後輩医師が腕の骨の骨折の高齢の患者さんを入院させようとしているのが伝わってきました. 2週間前に早朝, 外を歩いていて転倒して, 当院に救急搬送された患者さんでした. アルコール依存症がある中高年の独居の方で, 生活保護を受給されていました. その時点でも酩酊していたため, いったん帰宅していただき, 翌日外来を受診するように予約を入れていたけど, 受診されなかったと後輩医師から報告がありました.

その1週間後にまた外出して, 飲酒して転倒して動けなくなったところで, 他の病院に救急搬送されていました. その病院から, 当科に問い合わせがあり, 引き受けてもらえないかと要請がありましたが, 当院には精神科がなく, その病院には精神科があったので, そちらでアルコール依存症と一緒に治療していただくようお願いして, 要請を断ったと後輩医師から聞いていました.

お金がなくなったため, 今日未明に自宅を出て, 当院まで歩いて来られたとのことでした. これまではかたくなに身内との連絡を拒絶していましたが, 今日はご兄弟も一緒に来られて, 手術療法を希望されたので, 入院していただくことになったようです.

X線写真を見たところ, 上腕骨の頚部で骨折して, 大きくずれていて, 自然に骨がつながるのは期待できない骨折でした. アルコール依存症があるので, 続発性骨粗鬆症を疑って, 骨密度検査を追加しました. 腰椎の骨密度が, 弱先生陣平均値の60 %以下だったので, 骨折の危険性の高い骨粗鬆症と診断しました.

13時過ぎに自分の部屋に戻ってランチを摂りました.

午後の病院での仕事と下肢痛の急患

14時に外来に戻って, 午後は9人の患者さんの診療を行いました.

救急隊から1週間前から脚の痛みがあって, 今朝から動けなくなった患者さんの収容依頼がありました. 午後の外来診療後になら受け入れ可能と返答したところ, すでに整形外科のある他の病院が全て収容を断っていたため, 待ち時間があっても良いとのことで, 当院に搬送されました.

15時に外来診療を終えて, 救急外来に向かいました. 患者さんは38 ℃の発熱があり, 検査の結果, インフルエンザA抗原が陽性でした. 診察したところ, 両脚のふとももやすねの痛みを訴えていましたが, 骨折はなさそうでした. 腰椎と骨盤のX線写真を撮ってみたところ, 腰椎に変性すべり症という変形はありましたが, やはり骨折はありませんでした. ストレッチャーから立ってもらったところ, 立てました. 腰椎を曲げ伸ばししてもらっても特に痛みの悪化は認められず, 痛みの原因は, 腰椎部での神経障害性疼痛が疑われましたが, 神経学的所見には問題がなかったため, 判りませんでした.

大学病院の精神科でてんかんやうつ病などの薬が大量に処方されていて, 神経障害性疼痛治療薬であるプレガバリンも投与されていたので, 追加の処方は, インフルエンザに対するタミフルとカロナールだけにしました. 立って歩けたので, 帰宅していただきました.

大腿骨転子部骨折の急患

診療中に, 当科で骨粗鬆症の治療を行っている95歳の女性が自宅で転倒してからふとももの痛みがあって, 立てなくなったので診てもらえないかという電話連絡があったので, 受診していただくことにしました.

16時過ぎに外来に降りて, 患者さんを診察しました. 右脚が短縮して, 内側に曲がっていたので, 大腿骨転子部骨折だろうと診断して, 股関節のX線写真を撮像しました. できあがったX線写真を見たところ, 予想通りに大腿骨転子部骨折でした.

これまで当院には歩いて通院されていたので, 手術治療を前提として, 入院と手術前の検査を電子カルテに入力しました. 血液検査の結果, 血液中のカリウムが6.0 mEq/dLと異常に高い値（高カリウム血症）でした（基準値は, 3.5〜5.0 mg/mL）. 血液中のクレアチニンも, 1.17 mg/dlと増加していました（基準値は, 0.8 mg/dL以下）. クレアチニンは, 筋肉に含まれるタンパク質が分解・代謝されてできる老廃物で, 通常は腎臓から尿中に排泄されます. 腎臓の機能が低下すると, 尿中に排泄される量が減少して, 血液中にクレアチニンが溜まります. このため, 血液中のクレアチニンは, 腎臓の機能の指標となります. 計算したところクレアチニンクリアランスは, 14.5 mL/hでしたので, 末期腎不全（慢性腎臓病ステージ5）相当でした.

当院には透析設備が無いため, 手術治療を希望される場合には, 透析が出来る病院に転院していただく予定ですが, 先ほどの救急患者さんもどこも受け入れてもらえずに当院に運ばれてきたので, 今日すぐに他の病院に移るのは不可能と判断して, 入院していただき, 血液中のカリウムを減らすための治療を行うことにしました.

17時に病棟に上がって, 独りで夕方の病棟回診を行いました. 入院患者さんは93人に増えて, 過去最多数を更新しました. 自分が主治医となっているのは49人となりました.

17時半から入院した大腿骨転子部骨折の患者さんの血液中のカリウムを減らすために, ブドウ糖とインスリンの点滴（グルコース・インスリン療法）とカリウムを減らす薬カリメートを処方しました

夜の仕事

今日は, クリスマスイブでしたが, 月1回の医師会の定例理事会があったので, 医師会のあるビルに出かけました. 外に出ると, 雪がちらついていて, クルマのフロントガラスは凍っていました.

19時から20時過ぎまで, 医師会の定例理事会に参加しました. 今月は, 特段の大きな議題もありませんでした.

持っていく荷物

昨晩に引き続いて, 今晩もスイススキー旅行の荷造りを行いました. スーツケース2台とスキーバッグ1台に荷物を詰め込みました. 明日の午前中に『ヤマト運輸』さｎの空港宅急便で羽田空港に発送します.

今回持参する荷物は, ほぼ『Amazon』さんでそろえました.

スーツケースとスキーバッグの位置情報を把握してロストバゲッジに対策するために, Apple Air Tagの4個セットを購入しました. スマホに登録した後, 荷物の中に入れました.

AIr Tag用のケースも買いました. 見分けが付くようにアメリカの『JETech』さんという会社の4色のケースにしました.

ホテルでお湯を湧かせるように携帯ポットを購入しました. 携帯性に優れる『ナカバヤシ株式会社』さんの折りたためるケトルにしました.

海外で飲む味噌汁がよいとのネット記事を見て, 『マルコメ』さんの即席味噌汁を買いました.

ホテルの室内で食事が摂れるように, 使い捨てのカトラリーも買いました. 『KOKUBO』さんの使い捨てカトラリーです. 国産です.

下着は3泊分に減らして, ホテルで洗濯するために, 『スクラバ』さんのウォッシュバッグを買いました.

また, 洗濯物を干すための洗濯ロープを購入しました. Solo Sapiensの洗濯挟みが付いているランドリーロープにしました.

ホテルで使うための携帯おしり洗浄器を購入しました. Totoのにするかどうか迷いましたが, 今回はViaesという国産メーカーの充電式のおしり洗浄器にしました.

ホテルでの電源確保, 充電のために電源タップを買いました. Yazawaの海外用マルチ変換タップ3個口にしました. 変圧機能はついていないので, 変圧器は以前購入したYazawaのものを別に持っていきます.