午前の病院での仕事
今朝は, 青空が広がって, 秋晴れでした. 予想最高気温は, 25 ℃近くで暑い予想でした.
出勤後に, 病棟に上がって, 昨日手術された患者さんの経過を確認しました. 問題なく経過しており, 既に朝食を食べ終えて, ベッド上で歯磨きをしていました.
後輩医師と一緒に朝の病棟回診を行いました. 今日と明日は, 日本整形外科学会基礎学術集会が行われており, いつも手伝いに来てくれている後輩医師は, 学会に出席するためにお休みでした.
8時半に外来に降りて, 午前中は32人の患者さんの診療を行いました. 紹介で受診された新規の患者さんが3人いらっしゃって, そのうち2人は今日の午後にMRIを撮像して, 診断することにしました.
13時に外来を終了して, 自分の部屋に戻って, ランチを摂りました. 昨晩の睡眠不足が残っていたので, 食後に15分ほど昼寝しました.
午後の病院での仕事と脆弱性骨盤骨折の急患
14時に外来に戻って, 午後の外来診療を行いました. 予約の患者さんは2人でした.
病棟の仕事をしながら, 午前中に予約を入れた患者さんのMRIが終わるのを待っていました. 午後に後輩医師が外来で診療している患者さんが2人, 救急車で搬送されてきて, 打撲傷と脱水症でしたが, お二人とも超高齢者であったため, 入院していました.
15時過ぎにMRIを撮り終えた患者さん2人に対して, 検査の結果を説明しました. お一人は, すぐに手術をする必要がないため, 通院していただき, 経過を見ることとしました. もうお一方は, 早急に検査と手術が必要な状態でしたので, 来週大学病院を受診していただくように手配しました.
診療中に, 縁側から転落した超高齢者がお尻の痛みで動けなくなっているので診療可能かという問い合わせが救急隊から来ました. 通院している病院の他, これまでに5つの病院で収容を断られて, 患者さんを収容してからすでに1時間弱が経過しているとのことでしたので, 診療を引き受けました.
16時過ぎに救急車が到着しました. 患者さんはストレッチャー上で動けなくなっていて, 左のお尻の痛みを訴えていました. 背中と腰には圧しても痛みがありませんでしたが, お尻の真ん中と左側を圧すと痛みがあったので, 骨盤の骨折を疑って, CTを撮像するようにオーダーしました.
できあがったCTを見たところ, 左の恥骨と仙骨の左側が骨折していました. ズレはない状態でしたので, 骨粗鬆症のある患者さんの脆弱性(ぜいじゃくせい)骨盤骨折の分類であるRommens & Hofmann分類のType II Bの骨盤骨折と診断しました. Type II Bの場合は, 手術をしないで安静を保つ治療(保存療法)が適応となります(詳しくは, 医学書院さんの医学界新聞の脆弱性骨盤骨折のページを参照下さい). 安静が必要となるので, 入院していただくことにしました.
この患者さんには, 腹部大動脈瘤があり, 今日収容を断られた他病院で定期的に経過を観察されていました. 当初は, 大動脈瘤に対する手術療法を行うことを勧められたそうですが, 肺気腫という病気で呼吸機能が低下していて, 全身麻酔がかけられないと判断されたということでした. その後は, 在宅酸素療法を行っていたそうですが, 自己中断していたそうです. また, 元々高血圧症があって, 血圧を下げる降圧薬を複数投与されていました. 骨折の痛みのために, 血圧が上がると, 動脈瘤が破裂する棄権があるので, 積極的に鎮痛することにしました.
救急患者さんの検査と入院までに17時半までかかりました. 夕方の病棟回診は後輩医師に任せました. 17時半過ぎに病院を出ました. 西の空には, 今年最大となるスーパームーンの満月が昇っていました.
久々のトレーニング
帰宅後, 久々にエアロバイクを1時間半ほど漕ぎました. 夕方も気温が高めだったので, 大汗をかきました.
学会出張やスライド作りなどでトレーニングをサボっていたので, ガーミンのスマートウォッチForerunner 965で測定したVO2 Maxは, 51に下がってしまっていました. 時間を見つけて, トレーニングを継続しないといけないと改めて気合いを入れました.
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