手術日+155日目 2024/8/1(木)

午前中の病院での仕事と新型コロナ感染の大腿骨頚部骨折の急患

今朝は, 快晴でした. 昨日の夕空で感じたとおり, 梅雨明け宣言が出ました.

通常通りに出勤して, 病棟に上がって, 昨日手術が行われた患者さんの経過について, 夜勤の看護師さんから報告されましたが, 問題なく経過されていました. また, 昨日入院された新型コロナ感染を合併した大腿骨転子部骨折の高齢患者さんは, 解熱しており, 肺炎の症状もなく, 安心しました.

後輩医師と一緒に病棟回診を行いました. 大学院生の後輩医師から, 今月から当院で臨床研究を行いたいう要望を聞きました. 大学病院では倫理委員会での審査の結果, 研究の実施について承認を受けていましたが, 当院の倫理委員会では未だ審査を受けていないため, 至急研究計画書等の書類をいただいて, 本日当院の倫理委員会に提出することにしました.

外来に降りて, 午前中の外来診療では31人の患者さんの診療を行いました. 新規の患者さんが来られたので, 今日中にMRIを撮像して, 診断することになりました.

外来の合間に, 新型コロナ感染の大腿骨転子部骨折の患者さんの手術をいつするか, 麻酔科の医師と相談しました. 新型コロナ感染後に全身麻酔で手術を行うまでの待機期間について, 日本麻酔科学会では, 新型コロナ感染後, 6週間以内に麻酔, 手術を受けた場合, 死亡率が通常より高くなり, 手術後の肺炎や呼吸窮迫症候群などの肺の病気も増えるため, 新型コロナ感染時の重症度が軽症~中等症の場合は, 発症後10日間, 重症であった場合は, 15~20日間空けることを推奨しています. また, 待機可能な手術であれば, 感染後から7週以降に予定すること, さらにその時点で症状が続いている場合には, 手術の時期とリスクを慎重に考慮することを推奨しています(日本麻酔科学会HP>一般の皆様>よくある術前合併症>新型コロナウイルスに感染したことがある https://anesth.or.jp/users/common/preoperative_complications/36).

新型コロナウイルス感染症の重症度分類.

引用元:厚生労働省 新型コロナウイルス感染症 診療の手引き 改訂のポイント①

件の患者さんは, 肺炎を生じて酸素を吸っているので, 重症度は中等症IIに該当します. 従って, 10日以上先の手術を勧められました. 手術部とも相談して, 今日の時点では, 8月15日に手術を行うよう仮予約しました.

13時過ぎに外来診療を終えました. 昨日は, 午前中に救急車の受け入れ要請が3件もありましたが, 新型コロナ陽性の大腿骨転子部骨折の高齢患者さんへの対応で手一杯だったので, 引き受けることはできませんでした. 今日は一転して救急隊からの収容依頼は1件もありませんでした.

病棟での仕事を行ってから, 13時半に自分の部屋に戻って, ランチを摂りました.

午後の病院での仕事

14時に外来に戻って, 午後の外来診療では, 5人の患者さんの診療を行いました. 午前中来られた新規の患者さんのMRIを見て, 当院に来られている専門医の診療を勧めて, 予約を入れました.

診療の合間に, 後輩の大学院生が行う臨床研究について, 当院の倫理委員会に提出する倫理審査申請書類, 研究計画書等の書類を作成しましたが, 16時半までかかりました.

16時半から夕方の病棟回診を行いました. 入院患者さんは81人, 自分が主治医となっているのは38人でした.

17時過ぎから倫理委員会に提出する書類をプリントして, まとめて提出しました.

18時に病院を出ました. 気温は思ったより高くなく, しかし, 蝉の声が聞こえてきて, 夏を実感しました.

夜も公的な仕事

18時半から障害者自立支援審査会の審査委員の仕事のために役場に出向き, 1時間ほど働きました. 19時半すぎに役場を出て, 帰宅しました.

夕食後, また寝不足のため, リビングの床上で1時間ほど眠ってしまいました.

目が覚めた後, 明日のエアコン入れ替え工事のためのスペースをつくるために, リビングのテーブル等を移動しました.

夜は, パリオリンピックの柔道男子を見ました. ウルフアロン選手は敗者復活戦で, 惜しくも負けてしまいました. 東京オリンピック後の3年間, お疲れさまでした. その後, 卓球男子シングルスの張本選手(自分と同じ仙台出身)の試合を見ました.

コメント

タイトルとURLをコピーしました